閑話 年末年始のある日。
店内を歩いていたらお金を拾った。1円だ。
1円でもお金だから、サービスカウンターまで持って行く。山野サンが
「これは、落ち金といいます。」
教えてもらった。
落ち金。へーそのままだ。
さらに、歩くと5円拾った。また、サービスカウンターへ届ける。山野サンだ。
2度あることは3度ある。次は10円だ。私の歩くところにお金がある。金額が上がって来た。金運アップの予感。それに徳を積んだ気がする。目線を下に、キョロキョロしながら歩く。お金。落ちてないかな?あった、あった、
まさかの5千円だよ。グレードアップ。
これは、懐へ入れてもいいのでは?
悪魔の囁きが聞こえる。そもそも、このお金拾ったのは私だよ。聞いて来よう。またサービスカウンターへ行く。山野サンだ。
「この今日、拾ったお金どうなるんですか?
」
「えー、すご〜い。5千円拾ったの?最高金額じゃない?」
「はい。少し気になって、」
本当は、すっごく気になる。
「私もね、昔ね、一万円札拾ったことがあるの。その時、聞いたとがあるの。結局、警察に届けるんだけど、一年後だいたい、お店のものになるんだって、」
やっぱり、ね。
「お店のお金はどこに行くんですか?」
「全店から集まったお金と、会社もお金を出して、さらに合わせて、寄付や、チャリティーイベントをしてるんだって。」
いい会社だ。
やっぱり徳を積んでおくか?倍になって帰ってくるかもしれない。
「落ち金です。」
と、渡した。
帰ろう。
明日、良いことありそうだ。




