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六話

無職転生読み始めたら止まんなくなった。許して……

推しはエリスです。

 


 男女共学とパンフレットには書いておきながら半場男子と女子が隔離されているほぼ詐欺に近い校風を持つこの豊田情報専門学校高等課程。

 当然クラスメイトは女子オンリー。

 オリエンテーションや初日の自己紹介の合間に隣の席の女の子と仲良くなることには成功した。


 名前は中林なかばやし 大我たいが

 お互いに男の子みたいな名前だね(笑)と話しかけたら意外と話が弾んで早速連絡先を交換することとなったのだ。

 黒髪を後ろの低い位置で束ねポニーテールにしていて、オレンジ縁のメガネを掛けた明るい女の子だ。


 逆に彼女意外と仲良くなれた人はいない。と言うか大半がヲタクである俺が嫌いなウェーイ系の人類ばかりなのも一因だろう。

 しかもクラス内で早速カースト上位のポジション争いが行われており覇権を狙う女子と強引にLINEを交換させられクラスメイト全員がいるグループLINEにぶち込まれたのははっきり言っていい迷惑だ。


「大我ちゃん以外と友達になれる自信はないね」


 中林さん、中林ちゃんは個人的にしっくり来なかったので下の名前でちゃん付けすることにした。


「双星ちゃんモテそうだから恋人は出来るかもね」


 向こうも聖也ちゃんは流石にしっくり来なかったのだろう。双星と呼ばれた方が俺も反応しやすいので異論はない。


「それは無い」


 野郎からの告白とかゲロを飛ばして撃退する自信があるぞ。気持ち悪すぎて。


「えー、美人の子も多いし告白されたら以外とOKしちゃうかもよ?」

「待って、今ガールフレンドの話してたの?」

「そうだよ?」


 当たり前でしょ? みたいな顔されても困るんだが。


「女の子が女の子に告白とか……よくあるの?」

「あれ? 中学の頃されなかった?」

「ないない」


 ま、まじかー。

 リアルで女の子が女の子に告白とかよくある光景なのかー。

 知らなかったなー。


 ちなみに大我ちゃんも俺と同類。要するにヲタク。

 二次元アイドルにハマっている。典型的な面食い。推しキャラは銀髪が多いようだ。

 分かるよ。銀髪、白髪キャラって異彩を放っているよね。最近使い古されている感はあるけどやっぱりそこには独特の素晴らしさがあるよね。

 更には彼女は典型的な腐女子でもあり、推しキャラ同士をカップリングさせて時折不気味な笑みを浮かべている。


 しかし、この程度は大した個性ではない。

 このクラスには無駄に個性的な女の子が集まっていることに気がついた。

 なんというか入学してきた問題児を全員を集めたようなクラスなのだこの三組は。他の一組と二組は普通過ぎて逆に面白くないレベル。


 まずは金髪縦ロールこと島崎しまざき・カスティティア・小鳥ことり

 見た目のインパクトなら彼女が一位だろう。

 しかも、アレで地毛かつただの癖毛で本人はお嬢様でもなんでもない。縦ロールとか癖毛ってレベルじゃねぇぞ。

 ハーフという個性を除けば超普通人である。そのギャップがむしろ面白いのだが。


 次はオシャレ眼帯こと井端いばた しおり

 予想通りの中二病かと思ったら全くそんなことは無く。彼女も若干ヲタク趣味に精通している様子だが普通人。稀に「俺の右目がー」とツッコミどころ満載の持ちネタ披露している姿を見かける。

 事故で眼帯を付けている右目を怪我して以来光を失ったのだとか。

 オシャレ眼帯は純粋にオシャレ。医療用の眼帯は可愛くないからとの事。


 次は高校デビューこと阿部あべ かすみ。

 毛先を赤に染め、俺達のLINEをグループにぶち込んだ張本人だが「彼女が問題児か?」と聞かれれば「別にそうではない」と答える他ない。

 距離の詰め方が強引なだけでそれ以外は別に素行が悪いわけでもなさそうである。


 そう、『ような』と言った通り、別に不良の生徒がいる訳では無い。面白い奴はいるがそれだけだ。

 愉快なクラスであるのは変わらなさそうだが。


「面白い子は多いよね」

「ビジュアルの話なら双星ちゃんもそこそこだと思うけど」

「どの辺が?」

「中性的でクールな美女かと思ったら。意外と気さくでヲタクな所かな」


 なるほど、俺の外見はそんな感じに見られてるのか。

 マジ天使ナースとか言われてる母親の遺伝子引き継いでるから美形なんだろうとは思っていたが。

 ぶっちゃけ男としては美女とか言われると嬉しくはないな。


「ねーねー、聖也ちゃん。ボウリング行こーよ」


 そう、遊びの誘いをしてきたのは阿部と呼ぶと微妙な顔をするかすみちゃんだ。


「日によっては断る」

「OK。次の日曜日に駅前のロータリーで集合ね」


 別段断る理由はないため話には乗っておく。

 ここで断って後に無視とかいじめを受けてもあほくさいという思いと、現状大我ちゃんしか友達がいない状況を打破したいとも考えていたのもあるだろう。


「大我ちゃんは?」

「日曜日はバイトが入ってるから行けないんだー。ごめんねー」

「大丈夫、大丈夫。私の思いつきだからねむしろ急に誘ってごめんね?」


 え、大我ちゃん来ないの? 俺アウェーなの?






更新速度は期待したら負けってじっちゃんが言ってた。

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