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怪文書は届く 5.5

「トロンボーンのケースって今もあるのかな」


「公園だって言ってたろ」

 怪文書は届き続けている。愉快犯説には同意している。でもそんなことは知ったことではない。僕たちは僕たちを全国に推薦しなかった罪を世界に訴えないといけない。あと一点だったのに金でも渡したのだ。あんな下手な学校に。


「木月、おい木月」

 関本が肩を揺らしていた。


「お、悪い」


「やっぱり止めないか」


「何を」


「だってお前、最近消耗が酷いぞ」


「何、言って」

 だってトロンボーンのケースだと言おうとして止まった。ここで止めたらダメだ。せっかく賛成を貰ったのに何もが亡くなってしまうが。あれ、無くなったって亡くなってしまって、無くなったのだから。




 目を覚ますと病院で学祭は終わっていた。

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