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恋愛至上主義の世界 vs. 絶食系リアリスト~神々のとんでも恋愛フラグを全て塩対応回避して現代帰還を目指す~  作者: 陽月星 兎桜


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オマケ:【猫のおもちゃで大騒動!?にゃーにゃー男(だん)】

お立ち寄りくださった皆様、ありがとうございます!!

ブックマークをくださった皆様、何度も読み返してくださっている皆様、

本っっっ当―――に、ありがとうございます!!!

すっっっごく励みになってます!!!


【猫のおもちゃで大騒動!?にゃーにゃー(だん)(団)】




ある日の昼下がり、愛の神殿に、神殿に預けられた子供たち用の『おもちゃ』を寄付したいと、商人が訪れた。



なので今は、子供たちが遊ぶ前に、神官長が、商人から玩具の詳細や説明などを聞き出し、危険がないか、予めテストしている最中だった。



「……これは?」

「そちらは、語尾が動物の鳴き声になる、ちょっとした子供用の遊び道具でございます」

「ほう、それぞれ、この動物の形の鳴き声になるのか」

「さようにございます」

「では、これも試してみるか」

「!」


俺は、何となく面倒ごとの予感がしたので、こっそり距離をとった。



カチッ



「「「  !!  」」



玩具から、一定範囲内に輪の波動が広がった。




「……この波動に触れても、人体的には問題ないのかにゃ?」

「「「 ……………… 」」」



――しーーーん――




「……は、はいにゃ」

「「「 ……………… 」」」




――しーーーん――




「……良い歳こいたおっさん達が、にゃーにゃー話していると、引っ叩きたくなりますにゃ」

「これもレオニダス様には無い、商人魂あってこそですにゃん」

「にゃーにゃー言ってる変態 (レオニダス)に、言われたくはないにゃ」

「私はお二人と違って、若さでカバーできるのにゃ」

「変態の時点で――」

にゃーにゃー




変態とおっさんがにゃーにゃー話しているシュールな光景。

誰得なのか。



コンコン



「神官長、書簡が届きました」

「おお、副神官長、そこに置いといてくれにゃ」

「……引っ叩きたくなりますね」

「酷くにゃい!?」

「今度は何の御戯れを始めたのですか?頭の御戯れですか?」

「酷くにゃい!?これにゃ!玩具のテストやってるのにゃ!」

「……なんで神官長がやったんですか?」

「まあ、実際、聖女様しか勝たんにゃw」


まあ、そうだろうな。でも、そう言うショタっ子元冒険者も勝ち組だろう。


副神官長も、見た目は爽やか好青年なので、にゃーにゃー言ってても女性からは歓迎されるだろう。


この若さで副神官長なのも相まって、普段からいろんな意味で大歓迎されてるらしいから、尚更だろう。


皆に見られて、リリーが両手と首を、ブンブン横に振っている。

言葉を発さない心構えらしい。

副神官長が少しガッカリしている。



「はっ!!御子様のエモにゃーにゃー!!是非お聞かせくださいにゃ!!!御子様しか勝たんにゃーーーん!!」

「「「  !!!  」」」



皆が一斉に、弾けたようにこちらを向いた。



……レオ、余計なことを……。



まあ、俺はとっさに離れて波動を受けなかったから、影響はないと思うが、念のため、俺も言葉を発さない心構えにする。



壁に寄りかかって腕を組んだまま、無言を貫く。



「………………」

「御子様ー!何か話してにゃー!」

「私も是非とも聞きたいにゃ!」

「恐れながら、わ、私もでございますにゃ!」

「……!(コクコク)」

「御子様の貴重なにゃーにゃーボイス!」

「録音機用意にゃー!!」

にゃーにゃー




にゃーにゃーだん(団)が、にゃーにゃーうるさい。



「御子様とんだ流れ弾にゃw」



ほんとにな!



「自分だけ逃れようたって、そうはいかないにゃ!」

「ささ、御子様、心置きなく、にゃーにゃーをお聞かせくださいにゃ」



お聞かせするわけない。



「大丈夫ですにゃ!周りもみんな、にゃーにゃーしておりますので、恥ずかしくなどないのですにゃ!」



いや、いい歳した男がにゃーにゃー言ってる恥は、知ったほうがいいと思うぞ。



「ささ、どうぞですにゃ」



録音機スタンバるんじゃない。



「……ハア、残念ながら、俺は影響を受けていない」


「「「 !!! 」」」



「ご自分だけ安全圏から高みの見物とは、感心しませんね」

「そう言う副神官長も、それは一緒だろ」

「元々部外者の私を、巻き込もうとしないでください」

「ずるいにゃ!ズルいにゃ!ず~る~い~にゃ~~~!!!」

「あんまりですにゃ!」

にゃーにゃー




「御子様!何卒、何卒お願いいたしますにゃ~~~!!」

「御子様、是非に、是非ににゃあ~~~!!!」

「御子様、にゃこ様~~~!!!」

「御子様、にゃ~~~ん!!!」

にゃーにゃー




「にゃーにゃーウルサイ」

「どんな時でも、ブレない塩対応にゃw」

「自分だけ逃れようったって、そうはいかないにゃ!御子様の隣で、もう一度スイッチを押すのにゃ!」




……ここの神官長は悪魔に心でも売ったのかな。




「やめろ」

「どうせなら、違う動物の――」




……フウ、ここまで来たら、シツこそうだな。


……仕方ない。




「……分かった分かった。一度きりだぞ」


「「「 !!! 」」」



皆が一斉に俺の目の前まで詰め寄って来る。一言一句聞き漏らさない心構えのようだ。目がキラキラと期待に満ちている。その情熱をぜひ仕事に向けていただきたい。


録音機を俺の口元㎜単位間際まで寄せ、目をギラつかせ、フーフー息荒くスタンバるレオ。(引き)





「……んにゃぉ~(超ハイクオリティ鳴き声)」


「「「 !!!!! 」」」




ウチのお千代さん(猫又)の鳴き声だ。




「……いや、これもこれで良いんだけど……」

「……なんというか……」

「……真顔で唇動かさずに鳴き声出してるから、御子様が鳴いているのか、近くに猫が居て鳴いてるのか、分からないから……」

「……萌えまではいきつけない……」




そうだろう、そうだろう。丁度よい落としどころだろう?



「……こんなところまでハイスペックwww」


「みんなの鳴き声効果も切れたようだし、締めくくりにちょうどいいんじゃないか?」


「こんな時まで、全方面(能力、頭の切れ)のハイスペックに大草原不可避~wさすがすぎるww」




驚き半分、ガッカリ感半分の何とも言えない空気で、玩具のテスト会は、お開きとなった。




――と思ったが、レオはどうしても諦めきれないらしく、ずっと粘って俺に説得し続けてくる。




「御子様~!ちょっとだけ!!ほんのちょっとだけでも!ほんのちょっと先の方(の音)を、かすめるだけでもいいので!!」

「御黙りなさい!R18指定犬畜生!!御子様に精神的負担とお耳汚しはやめなさい!」

「もう、何の話か分からなくなってくる変態マジックwww」



それな。



「……そんなに熱望してるならレオがやればいい」

「私がにゃーにゃーやったところで、何も面白くないのですにゃ!」

「にゃーにゃーやるんかいww」



俺がにゃーにゃーやっても面白くないだろ。



「……御子様~!お願いしますにゃ~!」

「…………」

「1回だけでもいいのですにゃ~!」

「…………」

「御子様の初めて(のにゃ~)、頂きたいのですにゃ~!」

「…………」

「御子様から出されたモノは、(声でも)何でも宝物にしますにゃ~!」

「…………(引き)」

「やばっw」

「御子様の物なら何でも受け入れますのにゃ~!」

にゃーにゃー



「……レオ、おすわりに……っ!…」



「「「 !! 」」」




……ふぅ、危ない危ない。



レオがあまりにも、にゃーにゃーシツこく騒ぐので、危うく、うつりそうになってしまった!


ミノタウロスがレオに侵食された状況を、少し理解できたような気がする……。




「御子様!なんて!?今なんておっしゃいましたか!?」



レオが正座しながらにじり寄ってくる(引き)



「……うるさい。サイレント」

「!!~~~♡」

「「「 ………… 」」」



御子様のにゃーにゃーは聞けずとも、耳が薄っすら赤くなっている、超レアで貴重な光景を垣間見ることが出来て、全員、ご満悦になったのだった。



……ちなみに超ハイクオリティ「んにゃぉ~」は、本人の知らないところで、愛の神殿の連絡用音(ボイス)、レオの全てのプライベート用アレコレ(着信、アラーム、御子様美声集、その他諸々)として使われるのであった。


活動報告にも書きました、【累計2000PV達成】【ユニーク 1000人達成】の御礼に、ささやかではありますが、ちょっとしたオマケを投稿させていただきました!

本編の更新はまだ改稿途中ですので、あと少しだけお待ちください。

いつもありがとうございます!!!

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