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隣室のマカミさん

作者:夜野月人
最新エピソード掲載日:2026/06/20
 今年で29歳になる私、|田所《たどころ》 |茜《あかね》はデザイン部で働く会社員。
 会社内でインフルエンザが流行ってしまい家でのデスクワーク仕事に切り替わった数日後、空き室だった隣から物音が聞えだした。日中の迷惑にならない時間帯のみの音からして私は引っ越してきたのだと推測し、お隣さんの引っ越し音と共に家での仕事に励んだ。
 引っ越してきてからしばらくして、音もかなり落ち着き一向に挨拶に来ないお隣さんに私は気になり、チャイムを鳴らした。が、お隣さんは出てこず、結局ドア越しに会話をしただけ。
 どうやらお隣さんには、外へ出られない事情があるようで……。

―――――――――――――――――――――――――――

 姿の見えぬ「お隣さん」は、本当に「人間」ですか?
 作者はホラーという小説の経験がなく、うまいこと何か無いかと捻った結果ほのぼのホラー、という新ジャンルを開拓いたしました。主人公ちゃんがほのぼのとした性格ですので序盤はほのぼのとした雰囲気で送らせて頂こうと思います。ですが、お隣さんを知れば知るほどよぎる「違和感」に主人公ちゃんもだんだんと……。
 あなたの隣に住むお隣さんと顔を見て話した事はありますか? 顔を見て話しても、どんな顔だったか思い出せますでしょうか?

 もし覚えていないのなら、そのお隣さんは「人間」ではないのかもしれません。
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