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一話 彼は私が気になるようです

一話 彼は私が気になるようです


 エスパーダがスマホをゲーム以外に使っている。


 興味本位で覗き込んでみたが、要にはスマホの画面の文字が小さすぎて読めない。


「暗い!」


 エスパーダに怒られた。要の頭の影がスマホを見にくくしたみたいだ。


「ごめん」


「別に浮気とかじゃないから心配しなくても大丈夫」


 エスパーダは要の意図を勝手に汲んで、言葉をかけてくる。その気遣いは嬉しいけど、要はただ気になっただけで浮気を疑ったわけではないのだ。なんだかモヤモヤする。


「武器のメンテを頼もうと思って」


 さらに付け足してくる。


「ふーん」


「女だよ。相手」


「ふーん」


「疑ってるでしょ。今度会わしてあげる。頼りになるんだから」


「ふーん」


 要の態度が気に入らなかったらしく、エスパーダに怒られた。


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