第140話 二人への紹介
本日3話目です!
「今日は二人のお友達がくるのよね?」
「うん、この間来た、遼と葛西さん」
みんなのお昼ご飯が食べ終わったころ、時計を見ると、葛西さんたちがやってくる時間が近づいていた。
目的はそう、新年のあいさつもあるが、渚沙だ。
ピンポーン
そうこうしているとチャイムが鳴る。
葛西さんたちが来たらしい。
「はーい」
「よう、和也。来たぜ」
「あけましておめでとう、和也くん」
「二人ともよく来てくれたな。さ、はいってくれ。みんな待ってる」
「お邪魔しまーす」
「それにしても、驚くなって連絡あったけど、どういう意味だ?今更驚くことなんて……」
「どうしたの?中島くん、足を止めて……」
リビングに行くと、待っているのはもちろんとアリシアとセレスそして渚沙。
「なあ和也。俺目がおかしくなったかもしれん。セレスティーナさんが赤ちゃん抱えてるように見える」
「私も……」
「大丈夫だ、お前たちの目は正常だぞ」
「お前!いつの間に!そんなそぶり一切なかったじゃないか!」
遼は掴みかかる勢いで捲し立てる。
「妊娠してた……訳じゃないのよ、ね?どう言うこと?」
「ちゃんと説明しますから、とりあえずカズヤさんを離してあげてくださいな」
「……セレスティーナさんがそう言うのなら……」
そうして俺たちは渚沙を授かった経緯を説明する。
「じゃあ今抱えてる子は、出産した訳じゃなくて、魔力から産まれた子供ってこと?」
「それを神様から授かるだなんて……異世界すげーな」
「まあ、この世界での出来事なんだがな」
「カズヤさん?」
「はい、すみません」
数拍の間の後、葛西さんが口を開く。
「この子、普通の人の子供なのよね?」
「そう聞いています」
「じゃあ、アリシアちゃんの妹か弟な訳か」
「信じてくれるのですか?」
「二人とも嘘ついてる顔じゃないもの、後、こんな嘘ついてメリットないし」
「だな」
「……ありがとうございます」
葛西さんは床に膝をつき、ソファに座るセレスが抱える渚沙に近づいた。
「こんにちは、お名前は何て言うのかな?」
「あう〜あ!」
「この子の名前は渚沙、男の子です」
「渚沙くん……いい名前だねぇ〜、触ってもいい?」
「はい」
葛西さんは指を渚沙に近づけ、その頬をつつく。
「う!う!」
「やっば、めっちゃもちもち〜赤ちゃん肌ってこういうの言うんだ〜中島くんもおいでよ」
「お、おう」
恐る恐る遼も近づく。
「あう?」
「俺は中島遼、よろしくな。渚沙ちゃん」
「あ、私は葛西茜!よろしくね〜渚沙くん」
「あうぅ!」
怯えたり泣いたりすることなくファーストコンタクトに成功した二人。
渚沙が家族以外にも触れ合えることに内心ほっとした俺たちであった。
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