第三十八話 ▱龍帝門⑥
麦茶を操作して、騎士の動きを止める
…ってそう上手くは行かないんですね
何故か、石を突き破って突撃してくる
てか、何で此奴らは死なないんじゃい!
『銃で…あのロッケトランチャーとやらで吹き飛ばせばよかろう』
「確かに」
行くぜっ!
一発目、ばーっどーん
……吹っ飛んでも吹っ飛んでも沸いてくる!
だが、騎士団の真ん中が吹き飛び道ができる
「使徒様!お通り下さい」
じゃ、リェンワさんのお言葉に甘えて突撃!
行くぜブンブン、ブンブンブン
騎士団のど真ん中を突っ走る
行くゼェい
「身命を、賭す!」
目の間にたつおじさんが、腰の剣に手をかけた
一閃、奔った
ヒビが入った仮面にその剣が届きまたひび割れが加速する
「パトゥン王国流剣術、一の太刀…蒼炎斬り!」
???あ、やばい
これ、死ぬやつや
……いや、つっこむぜよ!多分死なない!私の運はエゲツナイ!
「白術呪術、赤術呪術」
万単位のダメージが出る
そして、おじさんが放ったやばい技はルシ君によって止められた
「……パトゥン王国騎士団総司令、レドール・ゲシュタイン。参る!!!」
「エルト教『破天の十二徒』、十二番目『万物』のルシファーだ」
「…ルシさん任せた!」
自分は全力で龍帝門に走り出した
◇
邪神徒と思わしき六人は圧倒的な強さを持っていた
近衛騎士団が歯が立たないとは、衝撃的である
だが、狐面の邪神徒より結界を張っていた邪神徒は今ここで倒せなければいけない
私の剣は当たらない
此奴は余りにも強い
私の流儀だ、ここは名乗ろう
「……パトゥン王国騎士団総司令、レドール・ゲシュタイン。参る!!!」
「エルト教『破天の十二徒』、十二番目『万物』のルシファーだ」
破天の十二使徒…やはりこの強さは別格…!
そして、NPCを除くプレイヤー最強対騎士団最強の戦いが始まった
火、土、水、光属性の魔法が間髪なしに放たれ、その合間に必殺の剣が入る
だがそれら全てを躱していくルシファー
そして、その合間に反撃とリルラの守護をする
「俺は『破天の十二使徒』の中で一番弱いんだ、お前は俺の次くらいにはなれるかもな」
「…黙れ」
此奴が最弱?
ああ…そうだな、私より強い奴が数名いたな
だが、あの頃の自分はまだ権限も持たず、ランクも下だった
今は違う、強くなった
狐面が私の大地魔法により吹き飛ばされる
「うおぉお飛んでる!鳥だ!」
あいつは何を言っている?
「ふっ!」
邪神徒の短剣が頭上を斬る
すかさず、邪神徒の腰目掛けて剣を横に振る、そして空を斬った
また転移か
スキルで感知し対応しているとはいえこの攻撃の嵐は些かきつい
そして狐面はというと音を一切たてずに着地していた、数百メートル吹き飛ばした気がしたんだがな
先程から奴の呪いの力により秒間数十万ダメージ削れていく
回復も追いつかない、だが二万ダメージ程しか効いてない
私からすればこんなもの塵芥同然
攻撃をやめ、正眼に剣を構えた
そして邪神徒が背後に来る
短剣が心臓に刺さり、心臓で腐蝕魔法が発動する
「奥義」
そんな物、痛くも痒くもない
「星斬り」
そしてその場から音が消え失せる
この剣は総てを斬れる、それは音さえも斬る奥義の剣
邪神徒が両手を斬られ、地面につく
そしてまた一閃が入る、一閃がまた
「消え失せろ」
「……はっ、つよすぎるなこれは」
片腕が地面に落ちた
そして、邪神徒から腕が生える
脚が斬られる
そして邪神徒は、背後にいた
脚はない、いや回復する直前と言った方がいいか
そして、魔法を放ち心臓を貫こうとし躱される
———プレイヤーとなる事で必然的にランクは一つ上がる、絶対にな
「無極権限使用、レドール・ゲシュタインをプレイヤー化」
—レドール・ゲシュタインのR権限がⅤからⅥに上がりました—
—skill Level up!—【神格領域 Ⅴ 】が【神格領域 Ⅵ 】に進化しました—
—レベル上限の解放、レベル上限10,000からレベル上限50,000になりました—
—Level up!—レベル10,000から溜まっていた経験値を使用、Level 39,817になりました—
—ステータスポイント、2,981,700を獲得しました—
—スキルポイント、29,817を獲得しました—
「スキル、【深淵魔法 Ⅰ 】にスキルレベルをMAXまで使用」
— skill Level up!— 【深淵魔法 Ⅰ 】が【真・深淵魔法 Ⅹ】に進化しました—
—全ての魔法スキルを合成します。【神・魔法攻撃】を獲得しました—
—レドール・ゲシュタインのR権限がⅥからⅦに上がりました—
「ステータスポイントを均等にふれ」
私は、これを必ず殺さなければいけない
狐面の邪神徒が龍帝門まであと数十メートルの距離までいく
大地魔法で壁を創ってもすぐに壊されてしまう
そして、目の前に先程から戦っている邪神徒がいた
「頑張れよ!交換!」
そして狐面の邪神徒が目の前に現れる
狐面に私の剣が当たり、破壊される
だが、狐面にダメージはなかった
そして殴られた
次の瞬間には吹き飛び、数百メートル程離れていた
そして水が出現し、自分を押さえつけようとする
水を斬り、踏み込んだ
狐面と、邪神徒を追撃する
だが、そう思った瞬間あの邪神徒にはゲートを潜られてしまった
「っ…!」
だが、遠目に見ながらにして狐面の仮面に変化があった
砕けた破片が戻り、仮面が元通りになった
「あれは、なんだ?」
そして一秒たたず奴の背後をとり、剣を振り下ろした
他の邪神徒が叫ぶ
だがそこにいたのは狐面ではなく、先程ゲートを潜った邪神徒だった
「ナイスだ、リルラ」
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