第三十二話 ▱二度目の登山
「セデッフ村にテレポート」
私はクエスト?をクリアするためにセデッフ村に来た
一度行った村にはテレポート、瞬間移動して村へ来れるのである!
因みにセデッフ村というのは、始まりの洞窟の周辺の村
最初に来た村である
セデッフ村の山を越えた村、クリフ村から六つある楽園の内の一つ『暗界の楽園』に繋がるゲートがある
謎のため息演技をしつつ、マップにピンをさした
雪積もってないから…寒くない…大丈夫…あんな苦労はしない…鍛冶師さんの時のような苦労はしない
私はマップという機能を分かってきた、神かな?
マップは3Dの立体な物と、平坦なものに分かれる
自分は常時平均な地図を使っている
ギルドに向かう、というか近すぎて十数秒でついた
テレポーターの近くにあるのはありがたいよね
テレポーターってのはテレポートする機械みたいなやつ
こんなに調子がいいとは…今日は洗濯物が雨に濡れるかもしれない!
はっ!…大丈夫だよね?
うん、大丈夫だ、私は外干ししてない、今日の私は神だ、神ってる
骸骨兵の古びた兜、鎧、剣、アクセサリーを売却する
ほへー以外に倒してたのかー
「ひゃ、百六十万シルバー…」
「ありがとうございました」
最初は三万シルバーしか儲からなかった気が…
50倍以上…急成長やん
あっ、か…かん…かぱん…かんぱ!そうだ看破、看破覚えた。覚えたよ、看破龍の素材を全部売るとどれくらいになるのやら
全く名前が思い浮かばなかった訳じゃない、違うったら違う
はい!その話終了!
はぁー、それにしても
「二度目の登山…いやだなぁ」
「おーい、そこの旅人さん!登山用の武器、アクセはどうだい?」
「それ、つけると楽になったりする?」
呼んでた人と違う、私が来た事にビックリする商人だったがすぐに気を取り直した
「何が欲しいんだ?」
◇
一般等級〔登山用指輪〕が何と8つ!一般等級の〔登山用ネックレス〕三つ!一般等級〔登山用イヤリング〕二つ!一般等級〔登山用腕輪〕一つ
何と、ゲーム内で山と認識された場所での速度が1.3倍になるのだ…!
買って正解じゃった
約七十万シルバー使ってしもうたが、良しとしようではないか!!
—セデッフ村から出ました—
130km…なっが、やっば、どうしよう、テントとか買うべきだったか
大丈夫だ、そうきっと…大丈夫だ
死ぬような事はない……筈だ!
暇だなぁー
適当にタップしては繰り返し、タップしては繰り返す
ほへー、総合ランキングなんかあんのねー
ランキングは98位……たか、え、このゲームのユーザーって六百万…ぐらいいるよね?
流石私、やはり神か
え、自分って強い?強いの?
でも、こないだの奴生き残れたの奇跡に近いよねー
「へースキルをオフに出来るんだ」
【極・アルテマ】君をOFFにしたら、仮面とマントのスキルを使用できるのかな?
—スキル—【極・アルテマ】の使用をOFFにしました—
赤と黒、そして黄色で構成された仮面が、水色と黒の二色に変わる
マントが黒から白に変わった
「お、マントの色が変わった……ん?」
ちょっとまって…あの鍛冶師さんどうやってマント作った!?
おかしいじゃん!?
ドユコト?意味わかんない
仮面は一万歩譲ってわかるけどね
金属を糸みたくのばしたってこと?
あやつ………
天才かっ!?
残り…128km…変わってない……
頑張るしかないのか…
◇
『AFORLD』の製作に於いてゲームプロデューサー、佐々木 駿人がいなかった場合、ここまでの傑作にはならなかっただろう
だが天才、佐々木は少し性格が変わってる
「ハハハハ!ホント、なにこの人!ゲーム知らないのかな!?ハハハハ!」
「…なに言ってんすか部長、これ調整しないとまずいっすよ」
「いいの、いいの、そっちの方が収入増えるし、自分も面白いよ〜、あ、今日の仕事終わったから働いてないだけね」
「……大丈夫ですか?」
「うんうん、オッケーオッケー」
まだ、リルラというプレイヤーは奇跡によって生き残れただけにすぎない
二万越えの極振りステータス持ちのプレイヤーは3桁を超えている、リルラは珍しい訳でもない
だが天才はこのプレイヤーに可能性を感じ、《呪神の寵愛》を授け、迷い続けていた『S+』等級のクエストを託し、どうなるかを見守った
それにはAI管理システムを書き換える必要があったのだが、もう条件をクリアしており、システムがそれをプレイヤー達に配っていなかったのだ
そこで不具合に気づいたため、感謝した
AIによる管理システムを一時停止し、プレイヤーに関与した
AIのシステムを少し付け足し、バランスの調整をもした
遊んでいたため、ステータスプレートからシステム調整をし、なんとか成功した
彼のプレイヤーネームを、ルシファーという
その名に恥じぬ強者となり、新規プレイヤーの呼び込みに成功した
「どうしよう、トイレ行くのめんどくさい」
もう一度言おう、彼は天才である
「代わりに行ってきて」
「そこでしてくださいっす、佐々木さん」
………彼は天才である
第一回黒い月は日本人しか参加出来なかった
それは、世界で累計二十億ユーザーを超えたためだ
サービス開始から三年にしてレベル上げシステムが解放され、新規ユーザーは爆発的に増えた
そこまで増えた理由もう一つ、換金システムだ
一万シルバーで、一ゴールド
1,000ゴールドで、1$である
たった一つのゲームは世界を変えていく
運営も対応に追われた。
クエストで死んだ場合、マイナスレベルを追加、ペナルティを追加
世界は変わっていく
全人類で、頂点に立つプレイヤーは変わっていくだろう
そこに、リルラは名前を刻めるのか
因みにリルラは一つ3,000$以上のアイテムを持っている
だが、それは看破龍の素材だ
スライムは金にならない
だからこそ強いモンスターに挑み、敗北しペナルティを喰らうかもしれない
だが、一攫千金を狙う者達の中には人生を賭けているものいるだろう
そして天才はトイレに行った
もう少しで二万PVです!!ほほー
皆様今日は後一話あるぞい




