76.モモとノン
「君達の名前は?」
「モモだよ」
「ノンよ」
慎重な俺は、顔色を窺いながら疑問に尋ねた。楽し気な様子の可愛らしい女性と美人な女性は、笑顔で返事を戻した。直感な俺は、思わずぞぞ毛を背中に走らせてしまう。
「どっ。うっ、うん。どこから来たんだ?」
「お兄ちゃんの家からだよ」
「正確には路地ね」
緊張な俺は、思わず言葉を詰まらせたあとに咳払いして疑問に尋ねた。笑顔の可愛らしい女性と美人な女性は、両足をぶらつかせて返事を戻した。再び直感な俺は、思わず身震いを爪先から頭上へと走らせてしまう。顔を反対側に向ける。
(俺の家? この世界の家? 日本の家? あと路地…。モモとノンという名前と、日本の家と路地。心当たりは………、当然ある)
動揺な俺は、思わず震える手を口元に当てて冷や汗を全身にたらたら流して思考していた。
「まだ分からないの?」
「いいえ。感がいいからもう気付いてるわ」
『ドクン!』
可愛らしい女性の疑問声と美人な女性の見透かすような声が届いた。三度の直感な俺は、思わず心臓付近の何かを鼓動のように大きく跳ね上げて音を強く感じていた。顔を静かに戻す。そわそわしている可愛らしい女性と笑顔の美人な女性を確認する。
「まさか?!」
困惑な俺は、思わず目を大きく見開いて疑問に強く尋ねていた。そわそわしている可愛らしい女性はそのままで、笑顔の美人な女性は更にの笑顔を見せる。
「本当にそうなのか?!」
葛藤な俺は、思わず再び疑問に強く尋ねていた。引き続きな様子の2人の女性は、待ち望むかのようにしている。
「モモちゃんと、ノンちゃんか!」
「大あったり!」
「大正解!」
「うわっ!」
勇気な俺は、自分を信じると強く話した。満面の笑みを浮かべるモモとノンは、俺にダイブすると同時に大歓喜の声で強く話した。突然な俺は、思わず押し倒されると同時に声を強く上げていた。
「まじか?!」
「まじまじ!」
「大まじ!」
大歓喜な俺は、思わずそれでもと改めて疑問に強く尋ねていた。俺に抱き付くモモとノンは、普段通りの頭突きを交えたスリスリをこれでもかと行いながら強く話した。
(この頭突きの感触! やっぱり2人だ! だが!)
感動な俺は、見た目は人間だがモモとノンと確信したあとに疑問は残ると強く思考した。
「ちょっ、ちょっと待て。2人共、猫だよな?」
「うん」
「そうよ」
「どおっ! ……、どうして人間の姿なんだ?」
「女神様に出会ったの」
困惑な俺は、スリスリに圧倒されながらも疑問に尋ねた。夢中な様子のモモとノンはそのままで返事を戻し、引き続きな俺はモモの頭突きを顎に受けながらも再び疑問に尋ねた。上半身を起こすノンは、笑顔で話した。
「女神様って、アウラ様か?」
「うん。仕事帰りのお兄ちゃんが路地に入って行くのを見て脅かそうと思ってノンと追い駆けたらいきなり真っ白な所に出てアウラ様に出会ってびっくりした」
「事情を聞いて、あなた達も行くって聞かれて行くって答えたの。そしたら、猫のままだと危ないからってこの体になったわ」
「なったわって、そんな簡単に体を変えることができるの…か………」
思案な俺は、推測して疑問に尋ねた。上半身を起こすモモは楽し気に話し、モモを押し退けるノンは笑顔で話した。不服な俺は、思わず表情をしかめるあとにキョトンとするモモとノンを確認して話を中断した。そして、
「あっ、俺も似たようなもんか」
うっかりしかけた。
「いやいや、猫が人間になるなんて…、まあいいか」
霊視な俺は、思わずモモとノンとアウラ様のやり取りが脳裏に過るあとに結果良ければ全て良しと話していた。上半身を起こす。
「2人共、良かったな」
「うん、良かった」
「良かったわ」
直感な俺は、今までの苦労を労いながらこの言葉は正しいと話した。幸福な様子のモモとノンは、満面の笑みで元気に話した。
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