131.美味しいお約束
そんなこんなで、哀愁な俺と同様な様子のユリと感動な様子のモモとノンはギルドの出入り口に到着する。ギルド内から荒々しい声と共に様々な陽気な冒険談が届く。
「うわ~。人が一杯いる~」
「こんなに大勢の人を見たのは初めてだわ~」
関心な様子のモモとノンは、ギルド内を見回して話した。
「これからは、こういう場所に入らないといけないが、怖いか?」
「平気。お兄ちゃんがいるもん」
「ユリもね」
復活な俺は優しく疑問に尋ね、平穏な様子のモモとノンは笑顔で返事を戻した。
「それじゃあ、カウンターに行くよ」
「ああ」
「うん」
「行きましょう」
復活な様子のユリと平穏な俺と陽気な様子のモモとノンは笑顔で話した。
「おい! こっちに来い!」
突然、左側から男性の声が強く届いた。意表な俺と同様な様子の3人は顔をそちらに向ける。マッチョなモヒカン頭の大男を確認する。
(なんだ?! この絵に描いたようなお約束のやられ役みたいな奴は?!)
「ぼやぼやしてんじゃねえ! こっちに来い!」
(昨日はお約束が来なかったが、一日遅れで来たか! お約束のあとは、必ず美味しいお約束もあるはず! 夕飯時だし、昨日見た不思議な食べ物を食べられるかもしれない!)
驚愕な俺は疑問に強く思考し、腕組している大男は大きく手招きして強く話した。陽気な俺は、顔を逸らして不敵な笑みで強く思考した。
「何こいつ?」
「やっちゃう?」
「2人共、待て。こいつはきっと」
「なるほど。皆、早くそっちへ」
「へ?」
不満な様子のモモとノンは睨みを利かせて疑問に尋ね、冷静な俺は手を2人の肩に置いて返事を戻した。納得な様子のユリは俺達の背中を押して話し、困惑な俺は思わず声を疑問に漏らしていた。大男の前に移動する。
『ドッカーン!』
「なんだっ?!」
「「何っ?!」」
カウンター側から爆音が強く届き、意表な俺と同様な様子のモモとノンはそちらに振り向くと同時に声を疑問に強く上げた。鎧姿の冒険者が出入口の外へと飛んで行き、風圧が俺達の髪を揺らす。カウンター上に掌底突き姿で膝を立てている身の毛もよだつ様子のマリーを確認する。
「なんて迫力だ…」
「よう、ユリ。危なかったな」
「ヤッホー。ありがとう」
驚愕な俺は話し、陽気な様子の大男と同様な様子のユリは笑顔で話した。
「お前らは新人か?」
「あっ、ああ、そうだが」
「うん」
「そうよ」
「なら覚えとけ。今日の4月22日はギルドで晩飯が出る日だ。沢山食え!」
「「「は…、はい?」」」
陽気な様子の大男は疑問に尋ね、困惑な俺と同様な様子のモモとノンは返事を戻した。両手を広げる大男はポージングして強く話し、引き続きな俺達は声を上擦らせて疑問に尋ねた。
「忘れてたよ。今日のメニューは?」
「なんでも、肉に見えて実は肉じゃないってやつを使った料理らしいぞ」
「何?! 肉に見えて実は肉じゃないってやつを使った料理だと?!」
「そうだ!」
「「「ヒャッホーイ!」」」
歓喜な様子のユリは疑問に尋ね、陽気な様子の大男は返事を戻した。驚愕な俺は疑問に強く尋ね、引き続きな大男は返事を戻した。歓喜な俺と同様な様子のユリと大男は、モモとノンも巻き込んで手を繋いで踊りながら声を強く上げた。
出入り口から割烹着姿の人々が続々と入場し、横長のテーブルの前に並ぶ。興味な俺と同様な様子モモとノンとユリは、テーブル付近に移動する。
「何が始まるの?!」
「すっごく美味しい料理を用意してくれるんだよ!」
「楽しみだわ!」
「うん? こんな時に…って、まさか?!」
【【【ストレージ】】】
期待な様子のモモは疑問に強く尋ね、同様な様子のユリは返事を強く戻した。歓喜な様子のノンは強く話し、直観な俺は思わず疑問に強く尋ねていた。割烹着姿の人々はテーブル上に手を伸ばして魔法を唱えた。寸胴鍋や食器等がテーブル上に出現する。
「いよいよだよ!」
「蓋が開くわ!」
「今日は何かしら?!」
「そんな!」
興奮な様子のモモとノンは強く話し、同様な様子のユリは疑問に強く尋ねた。複雑な俺は、思わず右手を寸胴鍋にわなわなと伸ばして強く話していた。寸胴鍋の蓋が開く。ギルド内に刺激的なスパイスの香りが充満し始める。
「カレーだ!」
「うおーーー! カレー!」
「カレーは最高!」
「カレーは健康にいい!」
「ダイエットにもいい!」
「カレー カレー カレー」
「お待たせ! 今日はスライムを食材にしたすっごく美味しいカレーだよ! おまけに、ライスはスライムの形に盛り付けてあるよ!」
ギルド内に刺激的なスパイスの香りと歓声が充満し、割烹着姿のおばちゃん声も強く充満した。ふくよかなおばちゃんは、お皿に盛り付けたスライム型のライスの上に魅惑な茶色のカレールーを掛け、天高く掲げる。
「「「うおーー! カレーー!」」」
「うぷっ」
再びギルド内に刺激的なスパイスの香りと歓声が充満し、隣のユリから怪しい声が届いた。
「今日は、ユリの大好きなカレーね」
「お姉ちゃん!」
「森の宿には、あなた達の夕飯はいらないって連絡しておいたから、沢山お代わりしていいわよ。それじゃあね」
「ちょっ」
唐突に背後からマリーの声が届き、意表な様子のユリは振り向いて強く話した。慈愛な様子のマリーは優しい笑みで仕事に戻りながら話し、困惑な様子のユリは右手をマリーにわなわなと伸ばして話した。
「確かにこれは、文字通りの美味しいお約束だ。間違いない」
「どうしてこうなった~」
苦渋な俺は思わず渋面で話し、同様な様子のユリはプルプルと打ち震えて話した。
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