129.どうしてこうなった
「ユリもできるの?」
「できるよ」
「その割には遅かったわね?」
「それは、ステータスの差だよ。あなた達のステータス、高過ぎ」
興味な様子のモモは疑問に尋ね、平穏な様子のユリは返事を戻した。困惑な様子のノンは疑問に尋ね、複雑な様子のユリは苦笑して返事を戻した。
「ステータスの差が気になるのは、最初の頃だけさ。そんなことより、ユリ、基礎を教えてくれないか?」
「いいよ」
「基礎?」
「戦い方の?」
「ああ。ここなら基礎練し放題だからな」
平穏な俺は疑問に尋ね、陽気なユリは返事を戻した。困惑な様子のモモとノンは疑問に尋ね、意欲な俺は周囲を見渡して返事を戻した。
「沢山いるね~」
「お兄ちゃんは、いつも基礎が大好きだけどどうして?」
「基礎ができてないと、応用はできないからだ」
周囲を見渡すモモは話し、困惑な様子のノンは疑問に尋ねた。平穏な俺は、返事を戻した。
「そうなの?」
「そうだよ」
困惑な様子のモモは疑問に尋ね、平穏な様子のユリは返事を戻した。
「ふ~ん。でも、基礎練って何をするの?」
「腕立て伏せとか?」
「内容は、ユリに任せる」
平静なようのモモとノンは疑問に尋ね、平穏な俺は返事を戻した。
「う~ん。それなら、武器を選ぶ時にマリーに教えてもらったことを皆にも教えるよ。困ったらマリーに聞けばいいし、図書室でも多分調べられるから」
「分かった。それじゃあ、そういう方向性でいこう」
「うん」
「分かったわ」
思案な様子のユリは話し、納得な俺と同様な様子のモモとノンも話した。
このあと、基礎練を開始する。真剣な俺は、理屈を理解しようと模索する。陽気な様子のモモとノンは、一度の話で実戦に移り、理屈を理解した動きを見せる。
「あれが、ニュータイプなのかな?」
「ノンは、ニュースタイルじゃなかった?」
嫉妬な俺は疑問に尋ね、陽気な様子のユリは疑問に尋ね返した。
「ユリは、ニューワールドだったな」
「スキルのことは、まだ分かってないよ」
「いつか分かるかな?」
「ルーティはスキルマスターだから、きっと、いつか全てが分かるよ」
「そうだな」
平静な俺は話し、平穏なユリも話した。不安な俺は疑問に尋ね、推察な様子のユリは笑顔で返事を戻した。安心な俺は、不安を手放して話した。
基礎練をしばし継続し、実戦に移る。
「さっきも話したけ、スライムの一般的な倒し方は体を半分よりも小さく削ることだよ。魔石を破壊するのは駄目。傷付けるのも駄目。売れなくなるから」
「分かってる。ヤア!」
陽気な様子のユリは声を飛ばすように話し、実践な俺は剣をスライムに鋭く丁寧に振り下ろして声を強く上げた。
実践をしばし継続し、鮮やかな夕日が視界に映り込む。
「綺麗な夕焼けだ」
「気に入った?」
「ああ。明日も見たくなったよ」
感動な俺は茜色の夕日と夕焼け雲を眺めて話し、歩み寄るユリは疑問に尋ねた。平穏な俺は、笑顔で返事を戻した。しばし時を忘れる。
「そろそろ戻る?」
「そうだな。腹も減ってきたし…、あれ? モモとノンは?」
「いつの間に…、いた」
平穏な様子のユリは疑問に尋ね、幸福な俺はモモとノンを探して疑問に尋ね返した。周囲を見回すユリは、指差しして返事を戻した。やや遠方に、しゃがんでいるモモとノンを確認する。歩いて移動する。
「袋を持ってるな」
「さっき放り投げてたから、拾ってきたんだね」
「うん? あの、真ん中のはなんだ?」
「スライムじゃないかな?」
「襲ってこないのか?」
「おとなしいのもいるんだよ」
平穏な俺と同様な様子のユリは、モモ達とスライムを確認して話した。
「スライムは、やっぱり綺麗だな」
「テイムできるよ?」
「ペットにできるのか?」
「そうだよ」
「ペットは、飼うのが大変だからな~」
「そうだね~」
引き続きな俺とユリは、しみじみと話した。モモとノンの付近に到着する。
「ここからだと、スライムが夕日で虹みたいに見えるな」
「綺麗だね~」
感動な俺は笑顔で話し、同様な様子のユリはうっとり話した。可愛らしいモモと美人なノンは、夕日の草原の中で虹の子供を温かく見守る。
「モモ、ノン そろそろ帰るぞー」
「「はーい」」
配慮な俺はこの場から声を飛ばして話し、幻想的な様子のモモとノンは返事のみを戻した。興味な様子のモモとノンは、武器を逆手に所持して互いに頷く。
「「つんつくつん」」
引き続きなモモとノンは、虹の子供を武器の柄で突きながら話した。虹の子供は、プルプルと揺れてスライムの体を露わにする。体をくすぐったいかのようにねじり上げ、とぐろを巻いたピンク色の何かに変化する。
「「ほよ~」」
驚嘆な様子のモモとノンは、目を大きく見開いて話した。再び突く。更に体をくすぐったいかのようにねじり上げるスライムは、とぐろを巻いた茶色の何かに変化する。
「「ほよよ~」」
感動な様子のモモとノンは、うっとり話した。指で突き始める。
「うっとりしてるね」
「多分、光の加減で、スライムが幻想的な何かに見えるんだろう」
「私達、このあと夕飯だよ」
「どうしてこうなった~」
苦渋な様子のユリは渋面で話し、同様な俺は思わずプルプルと打ち震えて話していた。
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