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#87:全国の三助さん、一刀の真似をすると危険ですので絶対真似しないでください。

三助(さんすけ)


江戸時代に誕生した銭湯の釜焚き、下足番、そして背中洗いをする職業である。


残念ながら現代ではその数が減るなか


とある銭湯にて


番台さん「お~い北郷くん、12番さんから指名だよ」


番台さん(銭湯においての受付係)が奥の方に向かって言うと


一刀「は~い」


奥から一刀が現れた。


実は最近、日頃の天和達の浪費により手持ちの金が少なくなった一刀はバイトとして三助をやっていた。


ちなみに三助は┅


一刀「毎度~」


バァンッ!


男でありながら堂々と女湯に入れる職業でもあったりする。


しかし、もちろんながらエロい目で見てはいけない。


女側も男が入ってきたからって『きゃーっ!!』と、叫んではいけないのが三助有の銭湯のルールである。


そしてこれが及川ならば背中どころか前まで洗ってしまいそうだが


おばあさん「ありがとねぇ」


一刀「いえいえ」


三助を求む人は大半が老人である。


しかし


美女「そこのぼくぅ、背中洗ってくれないかしらぁ♪」


確率は低いが比較的顔のいい一刀は老人だけでなく美女からの指名もあるものの


一刀「はいは~い」


一刀は興奮せず仕事を行っていた。


一刀「(フッ、学園の女子に比べたらモブの人達なんて興味ないね)」


そんなこんなで数日が経過し


一刀「今日がバイトの最終日なわけだけど結構稼いだな♪」


給与明細を見てにやける一刀


そして終業も近くなり、客もほとんどいなくなったその時


番台さん「北郷くん、指名だよ」


一刀「はいは~い♪」


一刀が女湯に向かうとそこには┅


天和達「「「えっ?」」」


一刀「えっ?」


タオルを巻いた天和達三姉妹がいた。


数分前にて


天和「あ~あ、今日は疲れたね!?」


地和「もうクタクタよ。早く帰ってシャワーでも浴びたいわ」


と、仕事が終わり寮に戻ろうとする三人であったが


人和「姉さん達、残念だけどこの時間じゃ寮の風呂はおろかシャワーも使えないわ」


門限によりシャワーは使えなかった。


天和「え~っ!? そんなのやだーっ!!」


地和「汗びっしょりの体をシャワーで洗い流すのが気持ちいいのに~!」


人和「まぁ、このまま汗だくというわけにもいきませんし、お湯を沸かして体を拭くしか┅」


と、その時


天和「あっ! 天の助け、あそこに銭湯があるよ!」


地和「少しボロいけど、この際文句は言ってられないわ」


人和「この時間帯なら人もいないでしょうし、目立つこともないでしょう」


そして三人は銭湯に向かい


人和「おや、この銭湯は三助さんがいるようですね」


天和「三助さん? 人和ちゃんの知り合い?」


人和「三助さんは銭湯で背中を洗ってくれる人です」


地和「へぇ、面白そうね」


天和「せっかくだから頼んじゃおうよ♪」


ということがあった。


そして現在


かぽーんっ!


一刀「・・・!?」


他に誰もいなくなった女湯にて


天和「どういうことなのかな一刀?」


地和「何であんたがここにいるのよ」


人和「言い訳したいなら好きにどうぞ」


ゴゴゴッ┅!!


正座させられた一刀は三人の鬼(天和達)に囲まれ尋問を受けていた。


一刀「待ってくれ!? やましいことなんてしていない! ただアルバイト目的のために!?」


フランチェスカ学園ではバイトは禁止してはいないため許されるのだが


地和「だからって三助なんて仕事を選ばなくてもいいでしょ」


一刀「それは┅!?」


本音で叫んでいいなら


『浪費癖のあるお前達に見つからないようバイトがしたかったんだよ!』


と言いたいが言ったら半殺しに遭うので言えなかった。


すると


天和「まぁまぁ、一刀も仕事なんだし、この辺で許してあげようよ」


一刀「天和┅」


この時、一刀の目には天和に天使の羽があるように見えたのだが


天和「もちろん。お仕事をしてもらわないとね♪」


一刀「うっ!?」


その羽はすぐに黒くなり堕天使の羽へと変わっていった。


そして


バンッ!


さすがに恥ずかしいという理由で一刀はタオルで目隠しをされ


天和達「「「じゃんけんぽんっ!」」」


天和達は順番決めのジャンケンをした結果


人和「私が一番ですね」


地和「二番か、まぁまぁね」


天和「えぇ~っ、私が三番~!?」


という順番になり


人和「それでは一刀さん、背中をお願いします」


一刀「あ┅あぁっ!?」


一刀は人和の背中を洗うことになったのだが


ゴシゴシッ!


人和「あんっ!」


一刀が洗う度に人和から艶っぽい声が出されたので


天和「人和ちゃんって、感じやすい体質なのかな?」


地和「声がいやらしいわね」


姉達が人和の評価を下げるなか


人和「ち┅違います! これは一刀さんの力加減が┅」


がたんっ!


人和は姉達に注意しようと立ち上がるが


一刀「暴れるなよ人和」


目隠しをされ、人和が立っていることに気付いていない一刀は


むにゅんっ♪


人和「あんっ!」


肩を掴んでいるつもりで人和の尻を掴むと


一刀「(やけに柔らかい肩だな?)」


ゴシゴシッ!


人和「あぁんっ!」


そのまま尻を洗い続け


さすがに我慢できなくなった人和は


人和「ど┅何処を洗ってるんですか! この変態っ!」


ドカァッ!!☆ミ


一刀「がはぁっ!?」


一刀に蹴りを食らわすのだった。


※三助さんに暴力を振るってはいけません


地和「ほら、次はちぃでしょ。さっさと洗いなさい」


一刀「は┅はい」


目隠しをされ、気配だけで地和に近づく一刀


その時


地和「(ちょっとイタズラしちゃえ♪)」


地和は一刀に背中を向けず体の前を向けた。


天和「ちぃちゃん、それって!?」


人和「地和姉さんったら意外と大胆ですね!?」


地和「(フフッ、少し恥ずかしいけど特別にちぃの胸を洗わせてあげるわ。感謝なさい)」


と思う地和だったが


一刀「じゃあ、洗うぞ」


その時、アクシデントが発生した。


ゴシゴシッ!


地和「えっ? あんっ!」


地和の気配を察知した一刀は立ったまま体を洗ったのである。


つまり


むにゅむにゅっ♪


確実に地和のおっぱいを洗うことになるのだ。


地和「(い┅意外と気持ちいいわね。人和があんな声を出したのも納得できるわ。でも直接胸を洗ってもらうのは恥ずかしいけど、これで一刀がちぃに興味を持つのなら┅)」


ところが


一刀「あれ? 地和、お前の背中に二つの(いぼ)があるぞ」


カチンッ!


目隠しをしている一刀は自分が地和の前を洗っていることに気付かず、しかも地和が貧乳のためそれを背中だと思って発言してしまい


地和「だ┅誰の何処が背中だってのよ! この変態っ!」


ドカァッ!!☆ミ


一刀「な┅何で!?」


一刀をぶん殴ったのだった。


※三助さんに暴力を振るってはいけません


天和「ほらほら、最後は私だよ。早く洗ってよ♪」


一刀「ようやく終わりか」


一刀は天和の方へ移動するが


天和「(私もちぃちゃんみたいにやっちゃおっと♪)」


天和も地和がやったみたいに一刀に背中を向けず前を向けた。


天和「(まぁでも私はおっぱいが大きいからすぐにわかるよね。そして照れた一刀を見て笑ってあげよっと♪)」


ところが


一刀「おっと、そういえばしゃがまないとな」


スッ!


天和「えっ?」


天和の前に立った一刀は天和が風呂椅子に座っていると思い、その場にしゃがむと


ゴシゴシッ!


天和「ひゃんっ!」


そのまま洗い出した。


もちろん背中ではなく天和の股間を!?


地和「あわわっ!?」


人和「そ┅そんなとこ洗っていいんですか!?」


妹達が見守るなか


天和「か┅一刀、そこは┅」


さすがに天和も恥ずかしくなり、正直に背中でないと打ち明けようとするが


ゴシゴシッ!


天和「ひゃうんっ!」


一刀の洗い方が気持ちよく、言葉にできなかった。


しかし、誰にでも限界というものがあり


天和「(もうダメ~!?)」


股間を洗われ続けた天和は我慢ができなくなり


ちょろっ┅


一刀「ん? 何かの液体が┅」


少しだけ漏らした後


天和「いやぁーーぁっ!!」


ドカァッ!!☆ミ


一刀「がはぁっ!?」


天和は一刀に蹴りを繰り出したのだった。


※三助さんに暴力を振るってはいけません


一刀「ど┅どうして俺がこんな目に遭わなきゃならないんだ!?」


目隠しをしていたため自分が天和達の何処を洗っていたのか最後まで気付いていない一刀であった。


数日後


及川「おっ、この銭湯三助を募集しとるやないか! 表の紙を見て来ましたで!」


一刀が三助を辞めた後、及川が三助に名乗りを挙げたのだが


番台さん「及川くん、男湯で指名だよ」


及川「いややぁーっ!?」


当然ながら及川は女湯ではなく男湯担当に回されたという。


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