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ヒェロナの町


すこし離れた場所からみるヒェロナの町は、違和感の塊だった

あって当たり前の物がないような、なくていいものがあるような

でも、それがなんなのかわからない

「なんか、ピリピリすんな」

「オース?」

「この町は・・・俺らみたいな悪魔にとっては、嫌なところだ」

「どうゆう事?」

「・・・」

「たしかにガーゴイルが飾ってない町なんて珍しいな」

もう一度ヒェロナの町を見る

アモルの言ったとうりにガーゴイルの石像が門の所にない

でも、僕が感じる違和感は、それとは別のものの気がする

いったいなんだろう

ヒェロナの町の印象は、なんというか、のっぺりした感じを受ける

他は、特に印象に残らない

なにか変だと感じているのに、なにが変なのかわからない

「・・・」

「オース?」

「すまん、あの町・・・神気がすごいぞ」

「神気って、たしか、天使の」

「うん、でも、おかしいな、天使は宗教国家アズラーにしかいなかったと思うんだけど・・・」

「そうなのか?」

「たしか・・・だから宗教国家って言うし」

「まあとりあえず入ってみるか」

「そうだね」

「・・・」

「オース、食糧買ったらすぐに出るから」

オースを気遣いながら早足で門の方へ向かう

ガーゴイルの石像がおいてない門

ガーゴイルの石像は、盗賊避けにもなるので、置かないというのは異常だ

まさか本当に天使がいるわけでもないだろうし、

こうゆう安全性を考えてない町はさっさと出たいな

「旅人ですか?」

門番の人が声をかけてきてくれた。30歳くらいの、綺麗な女性だ

「はい、親戚に会いに首都に向かっている所です。

あの・・・つかぬ事をお聞きしたいのですが、なぜヒェロナの町は門の所にガーゴイルの石像を置いていないのですか?」

門番の人はニッコリと、本当に幸せそうに笑う

「この町は天使様に守られているのですよ」

「天使様・・・ですか?」

「ええ!」

「天使様がこの町にいらっしゃるのですか?」

「はい、今ではこの町の神殿は観光名所ともなっています。時間があったら、お会いしてみたらどうでしょう?」

「えーと、ぜひ見聞を広めたいのですが、急ぎの旅なので、失礼します」

「そうですか・・・残念です。この町には、何日ほどの滞在予定ですか?」

「1日です。必要な物を買わないといけないので」

「わかりました、では、ヒェロナの町にようこそ」

門番さんに軽い会釈をして、町の中に入る

町は、なんだか活気に満ちており、いたる所で「これも天使様のおかげだ」といった言葉が聞こえてくる

町の中でも違和感が付きまとう

魔力とか、そういったものじゃなくて、もっと単純な

なんだろう?

「なんかみんな元気いっぱいの町だな」

「そうだねアモル、なんか、首都みたいだ」

僕がすごく小さい時に連れて行ってもらった首都も、こんな感じではなかっただろうか

あの頃はまだ魔術をしてなかったから、連れて行ってもらったんだっけ

「それにしても、天使に守られるってすごいのか?」

「うん、天使は悪魔と違って召喚されにくいからね

魔術のほうが知れ渡ってるし

それに、天使は勇者や英雄に祝福を授けたりするから、人気も高い

悪魔が質より量って感じなら、天使は数より質って言われてる

よく知らないけど」

「オースならわかるかもな」

「まあ、そんなことよりさっさと買うもの買って出よう。

なんだかこの町、目が痛くなりそうだ」

「そうか?」

「うん・・・なんか違和感があるけど、それがなんだかわかんなくて

見極めようとして目がいたくなってくる」

大変だな、と呟いてあたりをみまわしているアモル

こんな賑やかな町は僕とあってから来たことがなかったから、いろんな事が気になっているんだろう

「あ・・・今日の宿、どうすんだ?」

「あっ!」

忘れてた

とりあえず、近くにいる中年のおじさんに話しかける

こうゆうことはある程度世渡りしてそうで、あたりをよく知ってる男の人に聞いた方がいいと

なんかの本で書いてあった

「すみません、ここれへんでご飯のおいしい宿はあるでしょうか?」

「なんだ、坊主、旅でもしてんのかい?いいねぇー若いってのは!ビールがうまい所なら裏通りのコクロー亭、肉がうまいのは表のセムリ亭だな」

「ありがとうございます」

「ちなみに俺は道具屋だからな!気が向いたらカズラ屋まで来てくれや!」

「わかりました」

今日の宿はセムリ亭に決まった




「はい、注文どうぞ」

セムリ亭の部屋を取って、少し遅いお昼を貰おうと、食堂?に来て、座ったらそう言われた

ちなみにメニューも何もない

「えと、メニューは?」

「あんたたちが考えつくようなのは全部だせるわよ」

なるほど・・・だからメニューがないのか

でもふざけてドラゴンパイとか言ったらどうなるんだろ・・・言わないけど

「ミートパイ、サーロインステーキ

飲み物はおすすめがあったらそれで、あとは」

「アップルパイ、飲み物はいらない」

「わかったわ、ちょっと待ってて」

そう言って去っていく定員さん

そっけなさすぎて、こうゆう商売には向いてないんじゃないかと思う

しばらく待って、料理と一緒に水が運ばれてきた

・・・どうやらおすすめの飲み物は水らしい

「水?」

「ただの水じゃないわよ、天使様が清めた聖水

運が上がるのよ?」

へー、この町はよっぽど天使と縁があるみたいだ

「そういえば天使様って、いつからこの町にいるんだ?僕はここらで勇者が生まれたとかゆう話は聞いてないんだけど」

その質問に定員さんは考えるそぶりを見せて、

「ちょうど一年前からかな、その年は魔物も多いし、作物も少なくて大変だったんだけど、それを見かねたのか天使様が降臨なされてね、それから魔物も近づかなくなったし、作物も増えて

最初は町が滅ぶかと思ったけど、今はそんな心配もないわ」

すごく嬉しそうに笑っている

それにしても、勇者や英雄が生まれたってわけでも無さそうだし

・・・

「天使様が現れてから、様子が変わった子供はいますか?

ほら、こんな神聖な所になったんだから信心深くなるとか」

う~ん、と定員さんはさっきよりも考えこんで

「それが、変わらないのよ、別に信心深くなるとかはなかったわ

まあ、何人か家にこもりがちになっちゃった子はいるけどね」

「そうなんですか、ありがとうございます」

「いいわよ」





「なあ、ガイスト」

「なに?アモル?」

「なんで、さっきイラついてたんだ?」

・・・表情には気をつけたのにな

「あはは、わかっちゃう?」

「何年一緒にいると思ってんだよ」

今は借りた部屋にいて、アモルと二人きりだ

開けてある窓から夜風が流れ込んできて、カーテンを揺らしている

「なんか、さ、今は無理だけど、僕の拠点に連れて行きたい子たちがいるからさ」

「?」

「生贄の子たち」


作「やはり、またあまり進まなかった」


ガ「まあ、しょうがないさ」


オ「(そうだな、作者だし)」


ア「ちなみにオースは今は話せないんだよな」


ガ「町が神殿みたいなもんだからね」


作「頑張れば喋れると思うけど、やっぱりつらいみたい」


ア「てか変なフラグ立たなかった?」


ガ「回収はいつするんだ?」


作「とりあえず帰り道に」


ガ「帰り道っていつごろだよ・・・」


作「その時まで忘れてない事を祈るぜ・・・」


ア「まあ、次回予告だな」


ガ・作・ア「「「次回、『前信仰』」」」



作「うーむ、文才が欲しい」

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