首都へ(1)
第二階層に仕掛けを施す
アモルの魔力だけに反応する転移の許可
それをしとかないと、せっかく捕まえた魔物を転移できなくて、意味がなくなってしまう
それをした後は、ダンジョンに保管されていた長持ちする食糧を袋につめて、背中にオースを背負って出発しないと
「ガイスト、ダンジョンは封印しなくていいのか?」
「このダンジョンを探すだけでも大変だからね・・・それに、封印しちゃったら階層作るのが止まっちゃうし、新しく捕まえた魔物だって、のんびりできないんじゃない?」
「そんなもんか?」
「それよりガイスト、剣なんて振れんのか?剣士じゃねえんだろ?」
「あはは、僕攻撃魔術使えないからね・・・振れなくても結局同じだよ」
「え・・・てことは戦闘は私だけか!?」
「う・・・ごめん・・・アモル」
「・・・いーけどさー、他の奴もいねーと首都まで無理なんじゃねえか?」
「・・・ガイスト」
「・・・なに?オース」
「ガイストがある程度戦える方法はあるぞ」
「え!?」
「俺がある程度は身体を動かしてやる。そのくらいはできるみたいだし、門番してる時に騎士団の奴らから剣の使い方くらいは教わってる」
・・・オースって本当に、なんなんだろう
「まあ、いきなり身体を激しく動かすとダメだから弱い魔物からならしていかないとだな」
「・・・それは、僕の意思で切り替えができる?」
「できるぞ、ただ、俺が動かす時は魔力を貰うぞ?」
なら・・・大丈夫かな
首都までの道のりは遠い
山の中も通らないといけないし、馬車でも1週間はかかるって言われてる
それに加えて、僕たちは魔物を捕らえるって目的もあるんだから
街道は使わないだろう
だから、戦力はないと・・・
「ガイスト、首都へはどのルートで行くんだ?」
「とりあえず、街道を使わないのは当然として、バシャルとヒェロナの町で食糧を補給する
そのあとはなんかの商隊にでもくっついて行って首都入りすればいいと思う」
「そうか」
あ、あと宝石とかも路銀として持ってこう
「とりあえず、必要な物はこれだけ・・・かな?」
他はスライムとかだし
「じゃあ、行こっか」
「ああ」「おう」
赤いダンジョンに背を向けて、洞窟を歩きだす
作ってから、そんなに時間たってないけどね
地上に出て、首都の方へ向かって歩きだした
「なあ、ガイスト・・・」
「・・・なに、アモル?」
「もう少し、こう、なんというか、魔物が出てくると思ってたんだが」
3時間くらいは歩いてるけど、まだ魔物には遭遇してない
出てきたとしても、コボルトくらいで、襲いかかってもこない
なんというか・・・暇、だった
アモルは今は僕の肩に乗っていて、ねむそうだ
僕はかなり、落ちないか心配なんだけど、オースに寄りかかってるから、大丈夫かな?
オースはもうすでに寝ている
「ここらへんは、魔物も弱くて少ないからね(まだ、コボルトの生息地だし)」
「そもそもなんで、首都の方が強い魔物がいるんだ?」
眠気覚ましには、ちょうどいいかな?
「僕たちの国が、結構新しいのは知ってるだろ?」
「ああ」
「まだ歴史も他の国に比べると半分くらいしかないし、最強と名乗れる軍隊もない」
「そうだな」
「だけど、この国は他の国と比べて魔力が噴き出ている龍穴が多いんだ」
「龍穴てゆうと、龍脈と同じようなもんか?」
「そう、もともとこの国は、魔王と呼ばれる強大な魔物が支配していた地域だった
それを500年前、勇者と英雄の連合軍がうち倒した
その末裔が今は王になってるんだ
倒された魔王が、どんな存在だったかは知らないんだけど
ダンジョンを作る時に調べたことからの予測できるんだ
・・・その魔王の影響で、この国は龍脈が活性化してるみたいなんだ。
それも、まるで共鳴してるみたいに地中の中の魔力が増幅してるみたいな感じ・・・かな?
10しか流れてないはずなのに実際は20ある・・・といった感じに
だから魔王は龍脈に細工をできた?
まぁ、これは予想でしかないんだけどね。
話を戻すと、その魔王の住んでいた場所が、現在の王城なんだ
それで、その王城に一番でかい龍穴があって、そこから離れていくにつれて小さい龍穴がある
しかも地図で見てみると同心円上に
龍穴をそんな風に見る人はあんまりいないから、気づいてる人は少ないと思うけど
これは結構異常だよ
龍穴は、龍脈から溢れた魔力が流れる所なんだから
そんな綺麗に同心円上にできるはずない」
「それで・・・魔王が昔いた所が首都だから、首都の方が強いのか?」
「うん、それもあるけど、もう一つの理由の方が強い・・・かな」
「もう一つ?」
「龍穴の事、龍穴の近くは魔力が濃い所が多いから、魔物にとっては住みやすいんだ
それでより魔力が濃い首都の方に向かっていく
だから首都の方にいけば行くほど魔物が強くなっていくんだ」
「ふーん・・・しかし、なんでわざわざ魔物が強い所に首都を置くんだろ?
魔物が弱いところに首都を置けばいいのに」
「第二、第三の魔王を恐れたんじゃないか?」
「魔王って、そんな簡単に生まれるもんなのかな?」
「さあ?でも、魔力が多い所の方が魔物は活発的なんだから、そうゆうことを考えるのもしかたないだろ
王城は多分龍穴の封印も兼ねてると思うよ」
同時に龍穴のそばは、肥沃な地域になる
その恩恵も狙ってたんだろう
それに軍隊の育成でも、周りに強い魔物が居る事は好都合だっただろうし
いろいろな要素が絡みあって、国ができるといった結果ができたんだと思う
「魔王かぁ・・・私達のダンジョンにそんなのがいたら凄い楽なんだろーな」
「一体いるだけで大抵の相手は倒せるだろうね」
そんなのが何匹もいたら世界が大変な事になるだろうけどね
神話の時代だったら何匹も居たんだろうけど
丘を超えて、そこから見える景色をながめる
ここが、この丘が、狭いコボルトの生息地の端とされている
ここからは、まだ見たことのない魔物達が居る事だろう
襲いかかってくるだろうか?
それとも、コボルトのように襲ってこないだろうか
なんにせよ、ダンジョンの強化には魔物の捕獲は必須だ
僕は少し心を弾ませながら、丘を越えた
オ「なあ作者、最近文量減ってきてない?」
作「・・・すみません」
ガ「もうちょっとさ~一話一話で話すすめよーよ」
作「・・・うぅ」
ア「まあ作者は日常話苦手だから・・・死ねばいいのに」
作「あげておとした!?」
ア「あげてすらない」
作「ぐはっ」
ガ「ところで魔王って出てくる可能性あんの」
作「あー・・・今の所はないな」
ガ「チッ、てことはダンジョンに魔王は加わんない・・・か」
作「(・・・)」
オ「まあ、次回予告・・・はしなくてもいいか」
ア「どうせ同じだもんな」
ガ「この駄作者が!」
作「俺にあたるなー!!!」
ガ「駄作者なのは事実だろ」
作「うぅ・・・次回『首都へ』・・・」




