ヘルガ15
DaysAIで作成したイラストに妄想ストーリーをつけ、物語になりました。
小説を書くのは初めてですので、見苦しい表現もあるかと思いますがご容赦ください。
残酷な描写は、なるべく避けますが、戦闘や戦争を扱っていますので、苦手な方はご遠慮ください。
文中の挿絵の著作はjettsにありますので無断転載はご遠慮ください。
ゲストのイラストも無断転載はお断り致します。
投稿時間
本編 水曜日更新
大図書館 不定期更新
鉄塊の国を支えるAI先生〜鉄塊の国実験スピンオフ〜 不定期更新
鉄塊の国
一本の鉄塊が国を興した。
歴史は綴られる。
『鉄塊の国』時間軸ガイド
一本の鉄塊が国を興した――ヴァルグランの歴史を紐解く!
約132年前:神々の旅開始
「名を忘れられた漢」(神)が祈りの聖女、鉄塊の王、大賢者、メカムスメ、名も無い暗殺者と建国の旅を開始。信玄の戦訓で希望を灯す!
約129年前:ヴァルグラン建国
一本の鉄塊からヴァルグランが誕生。魔導鎧と絆で繁栄へ。
現在:龍獣統一軍との戦い
龍鬼神シュタルクの侵略に立ち向かう!
リヴァール砦防衛戦(ep.1〜6):ルヴェリーとマリーの絆、ヘルガの暗殺で防衛成功。
シャルセア防衛戦(ep.7〜11、17):グライシアの「乾坤一擲」、ルーの神速、シャルフの「射抜かれた道」で民間人被害ゼロの奇跡。
ラウンドベルク攻防戦(ep.12〜26):シーラの「リヒトヴァルグラン」起動、ヘルガの「隷属」、ゼーエンの諜報で4万の敵に立ち向かう。
ラウンドベルクでの5対4万の戦いはヴァルグランの完全勝利に終わる。
国興しの神ハガネの再度の降臨
ヴァルグランを救う三作戦は成し遂げられた。しかし、ハガネの甘やかしが爆発し過剰戦力が与えられた。
これからのヴァルグランのあり方が問われる。
ついに、龍獣統一軍への宣戦布告が行われ始まったヴァルグラン軍の制圧戦。そこに黒い影が…………
このエピソードの位置:ヘルガは仲間の為に命をかける。ただ、捨てるつもりはない…………悲しむ姿をみたくないからだ
「いい加減にするのじゃ」
後方の守りに使っていた糸をすべて回収し攻勢に転じる。はじめの奇襲で脚をかなりやられたが皆は護れた。
イーリスには後で謝らんとな、あの子のことじゃ自分を責めるじゃろう。これ以上やられて皆を悲しませる訳にはいかん。
侵略すること火の如く。
二百を超える糸一本一本が意思を持つかのようにうねり襲いかかる。同時に妾の分身たるシュピーネクリッファーも残された七本の蜘蛛脚と自らの両手で敵を切り裂かんとする。
新たに主殿から授けられた神の権能『蜘蛛眼』の応用。妾から切断された糸も遠隔で操作し、更に全てと感覚を共有し空間全てを認知する。
全て、自動では無く妾の意思として統合する。二百を超える妾を制御して戦う奥義。
「真糸繰」
苛烈な攻撃を三人の龍鬼人に浴びせていく。
三人の内二人はただ首魁のシュタルクに操られているように見えるが、とにかくパワーがあり防御も絶大な魔力で生半可な攻撃が通らない。
妾の全力でも決定打にならない。さらにシュタルクは巧みな動きで妾の攻撃を躱し、隙を誘発しようとしてくる。
三対一がここまで不利とは…………まだ、なんとかなるが、このままではマズイ…………
油断はしていなかったが、シュピーネクリッファーの顔の前にローブ姿の者が現れ軽く触る。
「貴女身持ちが硬すぎる、ここまでしないと触れもできないなんて予想外だよ」
性別も感情もつかめない、気持ちの悪い声とともに妾の動きが止まる。
なっ、魔力干渉?
動きが止まったと同時に、右腕と背部の四本の脚がもがれる。
殺られる……………悔しい、こんな所で…………
「ま〜だ〜よ〜」
轟音と共にローブが吹っ飛び、妾に掴みかかっていた龍鬼人の動きが止まる。龍鬼人の体には見慣れたワイヤーが打ち込まれ絶対停止の魔術が発動している。
「姉御」
先程までローブの者がいた場所にいる、我が愛しの妹であり姉御のマリア。
マリアはワイヤーを弾いて防いだシュタルクに対してファイティングポーズを取りながら被っていた帽子を上に投げ、帽子を起点に一瞬で超巨大な魔術回路を形成する。
見たことがない術式、圧倒的な魔力。
術が展開され世の常識が覆されていく。シュピーネクリッファーが復元されていく。これは、修復ではない…………刻が戻っている…………
妾もシュタルクも呆気にとられている間に妾の鎧シピュピーネクリッファーは不意打ちを受ける前の状態に戻り、魔法陣も霧散する。
「ハッハッハァ、凄い益々欲しくなった…………だが、今回は時間切れだ。次会うときはその力は私の物だ」
吹き飛ばされたローブの者が崩れ落ちながら笑いおった…………その声を聞きシュタルクが何かを掲げてつぶやく。
「デア・フォアデヒ……………俺も駒だったんだな…………もういい。終わりだ、全て終わりだ」
不味い。糸でシュタルクを拘束しようとしたが一歩遅く、爆発的な魔力が吹き荒れる。
魔力の奔流が渦巻き、悪夢のような存在が妾達姉妹の前にいる。
実体化した荒々しい魔力を纏い目を血走らせ涎を垂らすシュタルクであったものが、敵意を持ってこの世に放たれた…………




