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第7話 もう一匹のチビドラゴン
「くぅ、くぅ」
「ん?出口まではもう少しだから、もうちょっとだけ待っててくれ」
「くぅ」
くいくい、と服の袖を引っ張られる。
「ん?」
チビが指差した……指か、それ?ま、まぁとにかく、チビが指差した方を見ると。
「ナオ」
もう一匹のチビドラゴンがいた。こいつはチビと違って、すぐにあのドラゴンの子供だと分かる。硬そうな鱗に覆われた肌や尻尾、鋭い目。頭に生えた角はチビとほとんど変わらないサイズだ。
「あ、そういやドラゴンの子供って二匹なんだったな」
「くぅ、くぅくぅ」
「え?あいつも助けてほしいって?」
おねだりするように上目遣いで見るチビ。そんなの、答えは決まってんだろ!
「もちろんだ!こうなりゃチビドラゴンが一匹いようが二匹いようが変わんねぇ!それに、こいつはこいつでカッコいいじゃねぇか!」
ダッシュで駆け寄って、もう片方の腕に抱きかかえる。
パラ……
「やべぇ!本格的に崩れ始めてる!チビ二人、急ぐぞ!」
「くぅ!」
「ナオ!」
パラパラと落ちてくる欠片を避けながら、俺たちは必死に出口を目指した。
今回は短くてすいません




