第23話 召使いによる無慈悲な宣告
そして晩飯も終わり。
俺は、くぅとナオを部屋に送った後、召使いの部屋に来ていた。
「創世主様。ようこそおいでなさいました」
「おう。で、話って?」
部屋でくぅとナオが待っているから、さっさと帰りたいな。明日は城下町を歩きまわる予定だし、エルとまた戦いにも出たい。あ、アリシアにも会いに行きたいな。リオラも……まあ、色々と世話になったし、お土産になんかお菓子買ってまたお礼しに行こう。あ、あとエルの師匠っていうミーシャって人にも会いたいかな。じいさんにも結局会えなかったしなぁ……
なんて、脳内で今後の予定を立てていると。
「創世主様?今後、あまり外出は控えますよう」
そんな、無慈悲な声が響いた。
「………………は?」
え、今なんて言った?聞き間違いだよな?俺の耳が正常であれば『外出は控えますよう』って聞こえた気がするんだけど。気のせいだよな、幻聴だよな。うんうん。
「創世主様?あなたは最近、毎日外出しておりますよね?軍のエレオノーラ様と戦いに出かけたり、救護所まで行ったり。今日なんかドラゴンの巣まで行って、研究所にも行ったそうではないですか。それでは困ります。万が一何かあったら、どうするおつもりなのですか」
「うぐ……」
反論できない。実際、最初の戦いではやられそうになったし。
でも、外出禁止なんて横暴は許さない。
「明日はくぅとナオと一緒に、街まで行くんだ!」
「ダメです。最初の戦いの時にはドラゴンに襲われ、そのドラゴンの巣に行ったら誰かが仕掛けた爆弾のせいで死にかけた。もうこれ以上、創世主様の身に危険があってはならないのです」
「そこを何とか!くぅもナオも、初めての街を楽しみにしてるんだよ!」
「創世主様の代わりに、護衛の兵を同行させます」
「ぐっ…………分かったよ」
いくら反論しても、死にかけたという前科がある俺に勝ち目はない。それに、くぅとナオが安全に街に行けるんだったら良いんじゃないか。
「では、創世主様に、正式に外出禁止を言い渡します」
無慈悲な宣言が、部屋に響き渡った。




