↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/7

第1話 混乱と必要にかられた主張

初投稿です。先にカクヨムでこちらを連載しています。AIを複数利用して色々調べながら書いているので多少の時代考察が間違っていたり作者の思想や思考が強く出ているかもしれませんがそれでもよろしければ読んでいただけると幸いです

「お待ちください、有坂成章大佐。我々は信じられないでしょうが未来から来た天皇陛下の臣民であり未来の大日本帝国の実情を知っているのです。まずはお話を聞いては頂けないでしょうか?」


俺はバスから飛び降りて軍刀で斬り殺されかける先生の前に滑り込むとすぐさま土下座をしてどうにか話を聞いて貰おうと必死だった


なぜこういう事になったかと言うと数時間前に遡る


場所は東京・文京区、皇居の近くを修学旅行で観光バスに揺られながら皇居に向かっている時だった。


うちの中学は公立のため3年の秋に修学旅行に行く事となり俺達生徒は東京観光及びディズニーを楽しみにしていたが国立図書館や国会議事堂、横田基地等、勉強及び戦争の悲惨さと左に偏った説明を担任から説明されながら初日を過ごすことになった


修学旅行のしおりにも場所の記載はあって不満は結構あって何人か担任と近しいというか気さくな生徒数人が抗議するが学年主任および古参の国語教師が決めたことで自分ではどうすることも出来なかったんだと謝ってはいた


そして、担任もその学年主任に渡されたのかうんざりな顔をしながらカンペをみながら施設の説明をしていた。まぁ、見事に自衛隊および米軍非難と日本非難、後は如何に日本軍が非道なことをしたのかの説明だった


H〇I4を履修しMODを導入して500時間を遊んだことのある俺から言わせれば頭可笑しいんじゃないかと言いたい


勿論、戦争そのものの反対自体は賛成だ。現実はゲームみたいにクリック1つで俯瞰してリアルタイムで本土から他国にいる師団を指揮できるわけでもないしヒト・モノ・カネの浪費が激しい。余程の利益確保か防衛戦でもない限りはするメリットはない


しかし、米軍は今すぐアメリカに返して自衛隊も解散させろとか日本のありもしないもしくは根拠が乏しい悪行を言われてもそれがどうしたと言いたいし修学旅行でやる内容ではない


クラスメートも話半分どころか普通に友達と愚痴ったり関係のない話をしていた


俺としても国会図書館に行けたことだけが唯一の収穫だった。時間の許す限りに様々な兵器の図面をコピーして資料等をPDFとしてコピーした。実際のこういった資料が無料で手にはいるのはありがたい


「よう、新庄。国会図書館で何をコピーしてたんだ?」


「加賀か。第一次と第二次の兵器関連と戦術書だな。まぁ、ほかにもコピーしたかったけど時間がな。加賀の方はどうだ?」


「僕のほうは色々な製薬方法が書かれた本をコピーしたよ。まぁ、やっぱりキマる方は無かったよ」


「あったらあったでコピーさせてくれるわけないだろ。まぁ、実際に昔のアメリカでその当時合法(脱法)のおクスリ作った上に手抜きしたせいで死んだバカもいるからな」


「そう考えるとないのも分かるけど」


そんな話をしていると前の席がため息を吐いていた。


「金田先生もお疲れ様。大変でしたね。あんな説明をさせられるなんて」


「何のことだ?新庄。あれは坂東先生が全クラス分考えてくれた説明文章だぞ」


「建前はいいですから。あの学年主任どんだけ偏ってるんですかと言いたいぐらいだ。中学生だからといって馬鹿にしているのかと言いたかったよ」


「新庄の言う通り、僕でもあの説明が真実だとは思わないよね」


金田先生はその発言を聞いてため息を再度吐きながら小さい声で


「坂東先生の前では絶対言うんじゃないぞ。面倒くさいことになるから」


その言葉を聞いて二人も頷いた。そりゃ分かってますよ。偏り過ぎた思想の持ち主に正論や常識が通用しないからな


そうこうしているとバスはホテルに向かう道中に大きな鳥居が跨った道に入って行こうとしていた。俺はそこに少し違和感を覚えていた。行きに通っただろうかと?


「なぁ、先生・・・」


俺は疑問を金田先生に聞こうとしたが鳥居を潜った瞬間、突如目を眩むような強い光がバスの正面から焚かれるように差し、目を開けられなくなる程でそれを見た人間はバスの運転手以外目を押さえて座席にうずくまり、誰一人として身動きが取れなくなっていた。


そこから数秒、数十秒、あるいは1分以上身動きが取れず蹲っているとバスが突然急停車してエンジンが止まった。中にいた俺達もさっきの現象から何とか回復して起き上がる


「いてて、閃光弾でも撃ち込まれたのか?」


「日本でそれやられるの立て籠もり犯ぐらいだろ」


と俺と加賀が言っていると


「もうなんなのよ!?」


「おい、どうなってるんだ?」


「ここはどこだと?」


全員が混乱していて口々に愚痴を言ったり驚愕したような声を出していた。俺も窓際の縁に手をついて起き上がるとそこに広がっていたのは木材で作られた建物に土で作られた未舗装の道路、信号機もなくかろうじて細い電線で繋がれた電柱があるだけだった。そして、バスは5代あり学年全員がここにいるのは確認できた。


そうしていると建物の影から十数頭の馬、よく競馬場や海外の近衛兵が乗るようなサラブレッド型よりも少し小さくポニーに近い馬に乗ってバスを囲うように包囲しながら小銃やサーベルを構えた


「曲者、お主らは何者だ!?今すぐ降りて来ねば撃つぞ!!」


腹の底に響くような、容赦のない怒号が響く。そこにいたのは紺色の学ランに似た服装に真ん中が赤い帽子、茶色のブーツを着た人間達でどう見ても大日本帝国の軍服しかも数人は将校と分かるほど袖章と帽子に線が刻まれていた


俺は数秒コスプレもしくはドラマか映画の撮影現場に迷い込んだと錯覚したがどう見ても俳優とは思えない身長と佇まいにタイムスリップもしくはその時代に似た平行世界だと考えた


日本語が通じているため仮定としているため他の可能性もあるが今はそこまで考えている余裕はなかった


「これはどういうことだ、何で軍国主義の日本軍の格好をして我々を取り囲んでいるんだ!!」


野太い声にさっきの軍人と引けを取らない大きな声で叫びながら先頭のバスから降りてきたのはクソみたいな修学旅行の行程表を作った張本人、学年主任の坂東純三だった


坂東がコスプレした集団に囲われているだけだと勘違いするのは仕方がないが普通にこの状況で怒鳴り込んでいく精神は理解できない


「無礼者!?貴様は誰に向かって言っている。我々は「そんなことはどうでもいい。さっさとそのコスプレを脱いで警察に連絡して我々を保護するようにしろ」・・・此奴、狂人か?誰か有坂大佐に連絡しろ」


俺はもはや何も言えなくなった。坂東の言動と状況の見えてなさとある意味軍人達の理性的な判断、後さっき出てきた有坂大佐の名前だった。その御蔭で大体ここがどこで大まかな年代も分かった。たぶん明治末期か大正初期で場所は東京文京区東京ドームの周辺だろう。


ここに兵器の研究、特に砲兵関連を取り扱い有坂砲が生まれる場所だ。実現しているか分からないが多分そのあたりだろ


未だに狂人として相手にもされていない坂東がとうとう言ってはいけないセリフを言ってしまう


「そもそも天皇なんていう前時代的な独裁者を崇めているから、お前たちみたいな野蛮な軍国主義者が「貴様、今何と言った!!」」


その言葉とともに抜剣をした状態で周りを取り囲んでいる軍人とは意匠が違う軍人が坂東の首筋に刃を押しつけて叫んだ。


俺は彼こそが有坂成章大佐だと理解した。俺としては坂東が死ぬこと自体は賛成だけど目の前でしかも曲がりなりにも教師をこの場で殺されてた場合、他の生徒や教員の軍人に対する警戒や不信感に繋がる


何度か深呼吸をして両手で自らの頬を叩くと覚悟を決めて窓から飛び出して最短距離土下座をしながら冒頭の言葉を言った


「・・・少年、申してみよ。それ次第では今すぐ斬首する」


有坂大佐は俺の首筋に刃を押し付けた。研がれた刃が首筋を浅く切り裂かれて一筋の血が滴り落ちる。その様子を見ていたバスのなかにいる生徒と教師は恐怖に顔を滲ませながら息を呑んだ。俺はその状況を恐怖と緊張を抱えながらも必死に押さえつけて


「我々は今から約100年以上先の未来か来た。日本国民でありこの大日本帝国ひいては天皇陛下の臣民であります。そして、見ていただければ分かりますが今目の前にある乗り物は未来の軍事技術が転用されて民間でも人を長距離にある程度平坦な道であればどこにでも燃料が続く限り運ぶ物であります」


震えながら掠れた声でそれでいてまっすぐ有坂大佐を見ていると


「・・・確かにこの乗り物は未来から来たとしか思えない未知のものだろう。だが、貴様らが此奴と同類で我々に危害を加えようと騙しているかもしれない。何故、此奴を庇った」


有坂大佐は俺に首筋から剣を外してそのまま腰を抜かして身動きが取れずに放心している坂東に切っ先を向けた


俺は意図せず有坂大佐に聞こえる声量で


「他の者にあなた達に対して過度の恐怖と不信感を与えないために自分の命をかけて動いたのです。私は本気で協力出来るのであれば協力したいと考えているのです」


「……協力、だと? ならば少年、口先だけでなく今すぐ我らに『利』を示せ。その未来の知識とやらで、この大日本帝国に何をもたらす。我々が今、最も求めているものが何か、貴様らには解るのか?」


「・・・対露戦どころか列強にも負けない強い国に協力します。そして、我々にはそれを実現できる可能性のある知識を有しています」


その言葉を聞いて有坂大佐は抜剣していた剣を納刀して


「・・・今の言葉に偽りは無いと見たがまだ真偽は判別できぬ。ここにおる愚か者を除いて他の者たちを一度その乗り物から降りてきて我々の指示に従ってもらう。この愚か者は殺しはせぬ。もう少し詳しい話と今後のことについて話そうか」


何とか最低限の信頼と交渉のテーブルを手に入れられた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。