守護者たち
「え?
守護者ですか?」
「はい。
守護者は私と繋がっていますし、あなたの心強い味方となるはずです」
確かに。
こんな、僕がいた世界より、遥か未来的な世界に来て、一人でどうしようか、と悩んでいたが、そんな頼れる味方があれば、二一世紀に帰るための記憶探しも、少しは楽になりそうだ。
「どこに行き、何をすれば良いのですか?」
またイザベラは笑い。
「なに、この最上階の廊下を一周歩くだけです。
そして、この部屋に戻ってくればいいのです」
僕は、少々半信半疑ではあったものの、言われた通りに廊下に出た。
イザベラの最上階の渡り廊下は、なんと床までガラスと同じ機能を持つ素材で出来ていた。
メチャメチャ怖い!
なんとか壁際に行くと、見えないが、壁はあったので、それを伝って僕は第二の塔に入った。
同じような、薄暗い部屋だ。
当然だが、イザベラはいない。
と、ふと僕の肩に、何かが乗った。
一羽の、緑色のスマートな鳥だ。
「私は、あなたの守護者、つぐみ。
空からあなたを見守ります」
僕は、守護者と言うから、もっと戦闘ロボットとか、アニメ的に言うなら美少女とかを想像していたのだが…。
よろしく、つぐみ、と挨拶した。
同様の廊下を通って、第三の部屋には、小さなネズミがいた。
「俺は、いずな、お前を守ってやるよ」
まぁ、これは別に驚かなかった。
そして、イザベラの部屋に戻って見ると。
空中に、水が玉になって浮いていて、中に1匹の金魚が入っていた。
「僕はマリン、君の味方だよ」
金魚かぁ…。
僕も、さすがに、溜め息をついた。




