宝箱
その後、僕は少しの間イザベラと会話をしていたが、変身スライムによると宝箱の確認も終わりかけているらしいので、イザベラにお別れを言った。
「守護者を通じて、私とも話せますので、いつでも二四時間、相談可能ですよ」
「イザベラは、寝ないのですか?」
「私は…。
三人いるのですよ」
また、笑いの波動が響いた。
僕は、数秒で一層に戻った。
すぐに変身スライムと入れ替わり、
「なあ、ウラガスミ。
お前は何が欲しい?」
宝箱は八十個あり、一人二十個で分けよう、と話は合意していた。
「そうだねぇ…」
言いながら、僕は、スライムに記憶してもらったリストを確認する。
知力は、ごく一般的な中三なので、なかなかイザベラと話ながら、三人とも会話する、とかできない。
だか、スライムもイザベラと繋がっているから、会話はおかしくなったりはしないし、記録も残る。
アイテムの中には、マクルたちには使い方の解らない、凄い機械も含まれていた。
例えば、小さな腕時計は、重力を操作するマシンだし、カプセルがいっぱい入った袋は、そのカプセル一つ一つに、ブレーザーやポリスやロックワームなどか入っている。
好きなときに出して使える上、もし、空になったら、例えば野生の動物でもいれる事が出来、カプセルに入れられた生物は、自分の味方として振る舞う。
他に、物質を液体化させる機械や、全ての魔法が使えなくなる機械もあった。
僕は、すんなり、その手のマシンを二十、手にいれた。
一つは、むろん変身スライムだった。




