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記憶喪失のボッチ冒険者  作者: 六青ゆーせー
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バリケード

自軍の損害に驚いたのか、イ、ジョルムイ側は、なんと秘密兵器のミサイルをカノン軍に発射した。


「うわぁ、回避不能のミサイルだ!」


僕は、空中で、跳び上がった。


「反転、のスペルで回避出来るよ」


マリンは冷静に言った。

僕は、取り乱したまま、反転、を発動させた。


あっ…。


と、本当に言っている間に、イ、ジョルムイ軍は全滅してしまった。


「うわぁ…、きっと皆、死んじゃたよね…」


「戦争をしに来たんだ。

それも仕方ないだろ」


と、いずな。

ま、まぁ、アシムとかも、殺してるんだよなぁ、僕。


はぁ…、溜め息をつきながら、肩を落とすが…。


「おいおい、まだサイフォの町に、イ、ジョルムイ側のスパイがいるんだぜ」


いずなは言うが、僕は。


「えー、ドラマの名探偵じゃあるまいし、そこまで判らないよ」


「その帽子があるじゃない」


マリンに言われて、あ、そうか、と僕はサイフォのバリケードに戻った。


マジック、精神操作、でバリケード内の仲間のフリをする。


「おいおい、イ、ジョルムイが全滅しちまったぞ!」


金髪の男が言う。


「いや、カノン軍に攻撃されたんだ。

イ、ジョルムイは黙ってないさ」


デブが答える。


「そうだ。

こーゆー時に粘ってこそ、アイズマン家が再興出来るんだ。

頑張ろう!」


と、一番年上らしい、白髪の男。

この人が、おそらくリーダーだ。


「おい、ウラガスミ…」


いずなが囁いた。


どこから見てもモブっぽい青年が、しきりに爆弾の入った箱があった辺りを気にしていた。

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