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猛禽
僕は、イザベラの塔の最上階から屋上へ出て、ツグミにナビゲートされて西南の方角、アフェリアへ飛んだ。
魔王島で剣を得たため、反重力時計を使わなくても飛べるようになった。
赤茶色い、裸の荒野を飛び、岩山をいくつか越えると、リアス式海岸が見えてきた。
海上には、何か大きな魚が飛び、白い波が立った。
と、上空から、黒いものが迫ってきた。
一瞬で、小さな点だった、それは巨大な猛禽となって迫ってきた。
僕は、肩から下げたライフルを構え、撃った。
当たったようだが、猛禽はなお、追ってくる。
僕は自由落下して距離を稼ぎながら、頭を下にしたまま、二発目を放った。
しかし、猛禽は接近してくる。
巨大だ。
翼を広げた大きさは、三、四メートルになるのではないか?
三発目のライフルで、僕は猛禽の頭を撃ち抜いた。
さすがに絶命し、猛禽は落下したが、僕は反重力時計で空中に止めた。
マリンによると、ホークと呼ばれる恐ろしい獣で、人間も襲うらしい。
デバイスで売ると、なんと百万円にもなった。
「ホークは、特に剥製にして飾りたい人が多いんだ」
と、いずなが教えてくれた。
やがて、山の中の盆地に、三つのピラミッドが並んでいるのが見えてきた。
「あれがアフェリアだよ」
ツグミが上空から知らせてくれた。




