わたしの神様
領主を殺し寺院を焼き払う冷酷非道なる悪鬼ネビルには神様が付いている。神様は幼いネビルを見つけ、優しく共に居てくれた。「泣いてはいけないわ、ネビル……」と静かに諭して。その神様が奪われた日の事を、ネビルは生涯忘れない。神様を取り戻した日の事も、生涯忘れない。――たった一人の為に人を殺め続ける悪鬼ネビルと、彼の唯一の神様である姉ヤシュレの、ようやっと安寧を得るまでのお話。
カクヨム・Xfolioにも転載しています。
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