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新世界 0 チュートリアル



『さあ、チュートリアルに進みましょう』

優しい声がそう告げる。


「え? またですか?」


『次は魔法のチュートリアルです。まずは現在のあなたの状態です。ステータスと言ってください』


「……ステータス」


HP→999,999

MP→∞

攻撃 →9,999

防御 →9,999

魔法→9,999

スピード→9,999

運→∞

特殊スキル→超絶ウルトララッキー


「見えました。……神様にも言われたけど、確かにぶっ壊れ性能ですよね、これ」


『ええ、こんな数値は見たことがありません。間違いなくバケモノですね』


即答だった。


『では進めます。今日から「神のルーレット」に参加できます』


「なんですかそれは」


『簡単に言うと当たれば特殊能力がもらえます。本来はまず絶対に当たりません。ですがあなたの場合は……』


「運が無限大、超絶ウルトララッキーつき」


『はい、そのコンボですから絶対に当たります』


「なんかズルみたいで申し訳ないですね……」


『ええ、完全にズルです』


また即答。


『それと初期段階で解放されている能力があります』


魔法の袋(∞)

肉体強化(極)

予知(弱)

マップ(弱)

語学(極) 

飛行(弱)


「え! 飛行!? 空飛べちゃうんですか?」


『飛びますね』


「これは嬉しいかも。あれ? 弱ってついてる」


『能力には弱から中、強、極までの段階があり成長に応じて変化します……が、コレは現段階の数字なので、あなたの場合はこの直後に全部「極」に即変化するんじゃないでしょうか。いや、します。確実に』


「なんかすみません」


『魔法も同じく段階的でこちらは10段階ですが、あなたの場合は全系統、全解放ですからどうせこれも即レベルMAXになるんでしょうね』


あー、キレ気味なのかも。


「あ、ありがとうございます」


『では神のルーレットを引きましょう。

今日の内容はこちらです。 

1/10万の当たりを引けばこの中からランダムでひとつ特殊能力が付加されます』


クリエイト

拠点バリア

能力譲渡

コピー

時間停止

瞬間移動


「名前だけでどれもヤバそうなんですが」


『激ヤバです。当たらない前提のルーレットですからね、本来は。それにあなたの場合だとたぶん欲しいものが付加されると思いますよ』


「本当になんかすみません………」


どれも欲しい。

けど最初にもらうなら迷わずにこれだな。


「今回のルーレットってことは、また引けるチャンスがあるということですか?」


『ええ、ランダムでその機会が来ます。あと極々稀にですが、一度で複数の能力が付加される場合もあります。あなたは間違いなく2つは来るんじゃないですかね』


嫌味入ってますよね。


「拠点バリアというのは?」


『あなたの拠点に自動でバリアがかかり続けます。選ばれる拠点はあなたの作ったもの全てです』


作ったもの……か。解釈によるな。

でも三拠点は選ばれる気がする。

うん、これがいい。


『よろしいですか?』


「あ、内容は毎回変わるのですか?」


『ひとつ付加されると新しく加わります。……が、あなたの場合すでにかなりの能力をすでに獲得してしまっているのであまり変化がないと思います』


「え?」


『本来なら「魔法スキル+1」とか「魔法属性追加」、「身体能力アップ」とかですね。でもあなたもう振り切ってますから』


「あー、そうですね」


『さ、引いてください。唱えればルーレットが出ます』


「……神のルーレット」


空中にルーレットが浮かぶ。

見た感じすべてハズレで当たりは薄すぎて見えない。

私は「拠点バリア」を思い浮かべながらルーレットを回した。


『おめでとうございます。当たりです。選ばれたのは「拠点バリア」です。………あと「能力譲渡」と「コピー」ですね………』


「やった!ありがとうございます! 一度に3個か! 嬉しいです」


『…………良かったですね』


ちょっとつまらなそうな声だった。


聞いたらいつか当たったときはものすごいファンファーレと空からの光の演出をしようと思っていたそうで、完全出来レースの今回はなんだか使う気になれなかったそうだ。ごめんなさい。


『ではチュートリアルは以上です』


「今回もお世話になりました!」


『……ちょっとスネてしまいました。でもあなたならきっと素晴らしい新世界を作ってくれると信じてます。これまではどちらかが残る結末しかありませんでした。あなたならどちらも残れる幸せな結末を迎えてくれるのではと期待しています』


「期待に添えるよう努力しますね!」


『では。…ひとつ言い忘れました。新世界ではナビゲーターが顕在化します。彼女も楽しみにしてました。どうか宜しくお願いします』


そういって、優しい声は消えていった。

カウントダウンが終わり、新世界編のスタートです

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