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4/14

4時間目 昼休みのトランプゲーム

キーンコーンカーンコーン

キーンコーンカーンコーン


委員会と係決めが終わって数日たち、春休みでなまっていたいろいろがいい感じになってきた。


そして今ここに、十数枚のカードを手に持った4人の男の戦いが給食を食べ終えた昼休みのこの時間、始まろうとしていた。


その戦いとは、大富豪だいふごうだ!大富豪は3~5人ほどで行うトランプゲーム。ルールは説明が面倒だから省かせていただく。byどこかの誰か

(調べてみてね)


「ほら、乃蒼配れよ」

「はいはい」

俺は宗心に渡されたトランプをシャッフルしていく。大富豪を毎度のように昼休みにするようになってから、シャッフルの腕も結構上がったと自分では思っている。


ある程度混ぜ終えて宗心→中洲→石垣→俺の順番で配っていく。俺たちのルールでジョーカーは1枚のみ入れている。


なぜこのメンバーでやっているのかと言うと、実際なんか急にこのメンバーでやるようになった、としか言いようがないくらい理由がわからない。


そんなこんなでカードを配り終えジャンケンをして順番を決める。


「最初はグー!ジャンケン…」

「ポン!」

珍しく1回で勝敗が決まった。1人抜けをした宗心からさっきカードを配った順番にゲームを開始した。


「それじゃあ、4を召喚!」

宗心が普段は絶対言わないような掛け声とともにダイヤの4を机の中央に置いた。


続いて中洲も宗心を真似て「7を召喚!」と言って机の中央にクローバーの7を置いた。


次に石垣がニヤリと笑みを浮かべて、「Jバック!」と言って中央にダイヤのJを置いた。


俺の手札的にこの石垣の選択はかなりありがたい。俺の手札は全体的に低い数字で構成されていたため、普通にやっては勝つのはかなり難しそうだったのだ。


「ハッハッハッハッハー!」

「どうでもいいからさっさと出せ」

「はいよ」

俺は大して人気のない量産型漫画の悪役のように笑ったあと普通にスペードの10を出した。

拍子抜けした3人から「なんだよ」と冷静に言われ沈黙ができた。


そこから9、5と宗心→中洲の順でカードを出していき石垣のターンが回ってきた。


石垣は先程の俺のような顔をして笑ったあとスペードの3を出して場面を切ると、続けてまさかのダイヤの7、スペードの7、ハートの7、ジョーカーの4枚のカードを机の中央に出してきた。


「革命!!」


石垣が行ったのはまさかの革命、これによって戦況が大きく変わる。数の大きなカードしか持っていなかった中洲はあからさまに「クソォー!」と反応する。


一方俺は元々手持ちの数字が小さく戦いにくかったから、かなり有利になった。珍しく石垣に感謝をしてしまった。


そこからも試合は続き何事も無かったように宗心がパッと上がり次に俺が上がって石垣がギリギリで勝利し中洲がそのまま4位という結果で戦いが幕を閉じた。


「いや〜石垣革命して3ひんみんまじか、俺は普通にやって1だいふごうだわ〜」

「いや〜ありがたやーありがたやーあそこの革命良かったよ!」

「乃蒼4だいひんみんじゃなのなんだかんだ久しぶり出しなw」


こんなのが俺たちの昼の日常だこれを毎日毎日3回くらい繰り返す。周りから見たらただただうるさいやつかもだが、こういう日常生活だって最高の1せいしゅんの1つだと俺は思っている。


その後2ゲーム程すると俺は2回とも3ひんみんで宗心は全て1だいふごうになって、圧倒的勝利を収めやがった。


なんだかんだ言ってやっぱりこういうのは幾つになっても楽しいもんだろうなと思っていたら昼休み終了のチャイムが鳴り戦いの幕は閉じた。

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