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14時間目 お昼の戦い

動物園を出て修学旅行の初日も半分が過ぎ昼の時間になっていた。


 初日の昼は全員同じ店で食べることになっており、店内に入るとクラスごとに別れて席に向かいテーブルには豪華な鍋や刺身、うどんなどの食べ物が置いてあり俺は食欲をそそられた。


 席について昼食が始まった。ちなみに席は班ごとに男女別で分けられてる。

「うどん全部入れちゃっていい?」

「俺生魚苦手〜誰か食って〜」

「野菜はたべません!」

 食事が始まってすぐわちゃわちゃした声が広がった。その光景は他の客から見れば、まるで宴会のような光景だ。


「この唐揚げめっちゃ美味いんだけど!」

「ほんとだ!まじ美味い!」


 口の中に広がる色んな美味しい味で食事が始まってすぐに俺は幸せに満たされていた。


 唐揚げを口の中に入れ、噛んだ瞬間に広がる肉汁の旨み。刺身はマグロ、サーモンの二種類とバリエーション自体は少ないが、醤油を少しつけた後に広がる甘みで白飯が信じられない速度で無くなって行った。


「あ、米なくなった」

「米おかわり自由らしいよ」

「まじか!」


 どこから仕入れたかも分からない有意義な情報を隣のブロック席に座っていたさとはるから入試した俺と誠空は店員が見えた瞬間に、「米のおかわりお願いします!」と元気よく言った。

 米のおかわりは直ぐに到着した。


「鍋もあるの忘れんなよ」


 鍋の具を次々と自分の皿によそっては食べる大雅がそこにはいた。俺は大雅がこんなに食べてるところを見たことがなかったからかなりびっくりした。


 そこからも俺たちは食べた。食べて食べて食べまくった。


 ………「無理だ…多い」


 鍋とうどんが余ってしまった。特に野菜類が多く、俺は野菜が苦手+米をおかわりしすぎてもう腹の中に何も入る気がしなかった。

 誠空と慎也も沢山食べたからかなり限界の中大雅だけは俺たちとはペースが違って少し早かった。


「大河よくそんなに食えるよな…」

「今日朝あんま食べてないからかな、あと野菜美味いじゃん」

「え…」

 俺は大雅とは食で分かり合える日が来ることがない気がすると微かに思った。

「でもさすがに僕もきついかも」

 その時誠空が口を開いた

「じゃあ他の班に食べてもらったらどうかな、宗心くんのとことか」


「あーあり、うどんだけなら多分食ってくれるわ」


 話がまとまって俺と誠空で宗心の班にうどんを食べてくれないかと話に行った。


「え、食うわ」


 野菜もどうかと聞いてみたがそれはいらないと言われうどんを宗心に渡した。


「これは俺が貰ったから俺が食うんだよ!」

「うるせえよこせ!」

「僕も食べたいんだよ!」


 宗心、中洲、石垣の3人のうどんの取り合いを聴きながら俺たちは野菜をラストスパート頑張って食べ切ることに成功した。


 もちろん俺も少しは食べたぞ!


 他の班も何とか食べ終わり俺たちは店を後にした。


「いや〜まじ腹いっぱいだわ」

「できることなら…歩きたくない…」

「まぁまぁ次は自由時間だからさ」

「楽しも楽しも!」


 そうこれから始まるのは今日のメインイベントとも言える時間。雷門の観光の時間が始まる。

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