「改正から2年」
結婚に関する法案が改正されてから2年が経った
学生同士が結婚する割合が飛躍的に増え、妊娠する生徒も少なからず増えた
そして狙いだった少子化対策。2年前に比べると、生まれてくる子供の数は……微々増えた
本当に少しだけ増えた。グラフ表記にするとちょっとだけ出てるかな?と目を凝らしながら言えるほどには
学生婚をする人が増え、国の支援も受けられる。なのになぜ子供が増えないのか?
理由は主に3つある
1つ目は『妊娠した場合、その間の青春を謳歌出来ないから』
妊娠の期間は約10ヵ月。序盤はお腹も膨れていないので、普通の生活が送れるかもしれないが、時期が経つにつれてそうはいかなくなる
食事にも変化があるし、遊びたくとも周りから「安静にしとかないとダメ」と言われて、自分の思い通りにいかなくなる皆んなは青春を謳歌しているのに、自分は遊ぶことすら出来ないなんて……という理由が1つ目
2つ目は『支援を受けたとしても、金銭的に厳しいことに変わりはないから』
結婚生活の支援とは別に、出産費用の支援もある現在。ただそれでも全額ではなく、支援を得たとしても学生が一ヵ月必死にバイトをしてやっと溜まる金額程には自費で負担することになる
他にも赤ちゃん用に揃える物は沢山ある……だが、その分の支援はない。支払う分のお金が減っても、学生にとっては莫大なお金が必要なことに変わりはない……という理由が2つ目
3つ目は『子供を育てていく自信がないからだ』
1つ目の話し同様、やはり青春を謳歌したい。でも子供の面倒はみないといけない。遊びたくても遊べない。むしろ子供は自分にとって動きを制限する枷となる。そう考えると、自分に子供を産むのはまだ早いと感じる人が多いようだ
以上の点から、少子化問題はほとんど解決していない
学子供はほとんど増えていないならば、学生婚の方どころか、一夫多妻制度の方も機能してないのか?結論から言うと答えはYESだ
実は、私達夫婦の形は、世間から見れば不可思議な関係ではない
片方は夫の事が好きだけど、片方は夫の事がどうでもいい。これは割と良くある話
私と同様の理由の人もいる。男嫌いだから元々結婚するつもりはなかったけど、生活支援が受けられるならという理由で、もう1人の妻候補を求めるカップルと結婚する人もいる
婚期を逃したが為、もう1人を必要とする人の所に泣く泣く入る人もいる
そういった類の家庭を築く人達は、大抵片方の妻しか子供を産まない。そして現段階で、自分の妻は全員子供を産んだ事があるという家庭は、10%を下回るのだ
全く思惑通りにいかない少子化対策。そしてこの少子化が止まらない現状に世間はとうとう怒りの声が上がっていた。内容はこうだ
『現状が変わらないのに、いつまでこの対策を取るつもりだ‼︎』
『学生婚は別にどうでもいいけど、一夫多妻制度は無くすべき』
『一夫多妻制度はあってもいいけど、それはそうしたい人だけがするべき。強制的にするのはダメだと思う』
元々改正前から批判の声が多かったが、最近になり顕著にその話題が上がる
……だけど、私達は知らなかった
もうすぐ、私達の今を変える出来事が起こることを……




