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白石さんと、同じクラスです!
二宮壮亮は、校門を抜けると、まっすぐ昇降口へ向かった。
周囲では、生徒たちが春休みの出来事や新しいクラスの噂を話していた。
昇降口の前には、生徒たちが集まっていた。
「皆さん、通ります! 通ります!」
二宮は、礼儀正しく知らせたつもりだった。
何人かが振り返った。
二宮だと分かると、すぐに視線を戻した。
二宮は気づかなかった。
二宮はクラス分けの掲示板へ向かった。
すでに人だかりができていた。
二宮が前へ進むと、周囲の生徒がわずかに身を引いた。
親切というより、反射に近かった。
「あっ、二年三組! 僕は二年三組です!」
二宮は掲示板から離れなかった。
まだ、探している名前があった。
「あっ、白石さんと同じだ!」
独り言のように弾んだ。
今度の声は、さっきより少し小さい。
――それでも。
二宮の顔には喜びが浮かんでいた。




