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プライドだけ無駄に高い拗らせエリートは2度目の人生もうまく生きれないみたいです  作者: 蟹悠一
エクス・マキナ編

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14/14

欲望

色々と疲れたため、ト書き少なめになってます。

スキル~交夜の誘惑~

対象(異性限定)を自分の虜にする。



代償 ???



習得しますか?











「シンヤ?どうかしたの?」


「いや。何でもない。少しトイレに行きたくなっただけだ」



そう言って席を立つ。
















会場の外へ出て、声を荒げて叫ぶ。


「ふざけんじゃねえ!クソ野郎!どこに!どこにいやがる!




分かってる。

寿命も、左目も、生殖能力も。

失ったのは自分の決断。

そこまでは許容できた。




だが最後のスキルの提案。

あれだけは許すことができない。


お前は肉欲に負ける下衆な人間だと。侮辱以外のなにものでもなかった。


そんなふざけたことを考えている奴を殴ってやりたい。

やり場のない怒りを、振り下ろす場所がない拳をぶつけてやりたかった。


相手が来るはずもないのに——


「呼んだかな?」



背後から聞こえてきた声。


それは、転生する時に聞いたものと全く同じ。


優しく慈愛溢れれその声から女神のような人物像を予想していた。



だが、一目見て即座に理解した。


それは神の対極に位置する存在だと。



胴体こそ人間のそれである。


だが首から上は、ヤギの頭。


黒のスーツで着飾った完璧なドレスコーデが、逆にその異様さを際立たせている。


恐怖を具現化したような禍々しい姿。


だかヤケになった俺には、それに怯えることができるほどの理性が残っていない。


「お前か。ふざけたスキルをよこしやがった張本人は」



「全くその通りだよ。願っただけでスキルが手に入る。最高にふざけていて、最高に愉快な能力だ。君もそう思うだろ?」



「どこが愉快なのか理解できねえな。代償が必要な上に、ふざけたスキルを掲示しやがる」



「前半部分については私も同意する。だが後半部分の批判についてはいただけないね」




「~金欲の代価~が提示するスキル。それは目標を達成するためではない。欲望を叶えるためのスキルを掲示する。君が何かを強く欲した時、能力はそれに応える。君はあの女に対して肉欲を抱いた。だからそれを叶えるスキルが掲示された。」



「ふざけんじゃねえ!俺がそんなこと思うわけ——」



「理性がどうであろうと、君の本能がそう欲した。だからスキルが掲示された。君にはガッカリだよ。せっかく当たりスキルをあげたのに、全く使いこなせてない」



「だが、もし本当にスキルがいらないと思うならば、そう欲せばいい。能力を消すスキルが提示されるはずだ」








こんなものいらないはずだって


でも、もしこのスキルが無かったら。


異世界に来て、ろくな知識もフィジカルもない。前世で積み上げてきた努力も全く意味をなさない。

もしこのスキルが無かったら、俺は…..


そう思うと、最後の一歩を踏み出せなかった。




「懸命な判断だ。そのスキルは取っておいたほうがいい。君の他にも、スキルを持った転生者はいるからね」








第一章 エクス•マキナ編 完


しばらく執筆を辞めます。

就活やゼミの進級論文など私生活が忙しいのと、ポイントが伸び悩み書くモチベがないため。


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