プロローグ:神話回帰(リカーレンスミソロジー)
始めまして。彩名氏シエルと申します。
つたない文章ですがどうぞよろしくお願いいたします。
「Set up:New Spell editing Start」
世界中にダンジョンが満ち溢れ、ユーンというモンスターがあふれ出すようになった現代において。
「Using Elements: Light / Dark / Dimension」
いくら何でもこれはないだろう。そんな経験ばかりが私に襲い掛かってくる。
やせこけてミイラのようになった、輝く大剣を持った男と闘っている現状だってそんな内の一つだ。
「Break Barrel: Unknown Space Create + Element Light → Accelerate」
心臓から厖大な魔力があふれ出す。そして、それを全身にいきわたらせると、力が満ち溢れていく。
「Enchant: Quartz Bullet:Acceleration & Overcharge = Burst」
しかし、使えば使うほど違和感が、心臓が軋んでいくような感覚が強くなっていく。
心臓が水晶のようにさえなっていなければ、なんて素晴らしい力なんだと言いたいのに、私にはそんな都合のいいもの(力)は不相応だとでも言いたげだ。
「Error:Run out Accelerate Zone」
全身に満ちた力を腕を通してハンドグリップに送り込む。CWと名付けたこの武器は私の手になじんでくれる。そして、今つぶやいた力ある言葉に合わせて術式を構築していく。
「Expand:Create『Clear Barrel』. Extended Accelerate Zone」
敵の大剣が振りかぶられ、目が痛くなるほどに発光している。相手は怨嗟の声を上げながら突っ込んでくる。
「Extract Element:Anti Curse / Explode / Sharp Edge / Penetrate」
しかし、その言葉は私に何の痛痒も与えはしない。
今いるのは広いとはいえ洞窟だ。
崩落こそ心配ないが、動きが制限されるのは仕方がない。
「Compile」
しかし、そんなことは関係がない。私は、目的のために動くだけだ。髪ゴムが切れて黒髪が宙に舞う。ただ、いちいちそんなことを気にするのは非効率だ。
「Install:Full Complete」
こんなことを頭の片隅で思っているが、さすがに一言言わせてほしい。
「『クリア・ブラスと』、ファイアッ」
こんなのやってられるか。
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地球全土が発光し、現代社会にダンジョンが発生して早3年。
神話回帰。そう呼ばれるようになった現象から世界は大きく変わった。
そんな世界で、私は今日もダンジョンに潜る。
なぜなら、そこに私の欲するものがあるのだから。




