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心臓が水晶になった私、助かるために現代ダンジョンを攻略することになりました  作者: 彩名氏シエル
第1章 『水晶製魔機構の心臓』編

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プロローグ:神話回帰(リカーレンスミソロジー)

始めまして。彩名氏シエルと申します。

つたない文章ですがどうぞよろしくお願いいたします。

「Set up:New Spell editing Start」

世界中にダンジョンが満ち溢れ、ユーンというモンスターがあふれ出すようになった現代において。

「Using Elements: Light / Dark / Dimension」

いくら何でもこれはないだろう。そんな経験ばかりが私に襲い掛かってくる。

やせこけてミイラのようになった、輝く大剣を持った男と闘っている現状だってそんな内の一つだ。

「Break Barrel: Unknown Space Create + Element Light → Accelerate」

心臓から厖大な魔力があふれ出す。そして、それを全身にいきわたらせると、力が満ち溢れていく。

「Enchant: Quartz Bullet:Acceleration & Overcharge = Burst」

しかし、使えば使うほど違和感が、心臓が軋んでいくような感覚が強くなっていく。

心臓が水晶のようにさえなっていなければ、なんて素晴らしい力なんだと言いたいのに、私にはそんな都合のいいもの(力)は不相応だとでも言いたげだ。

「Error:Run out Accelerate Zone」

全身に満ちた力を腕を通してハンドグリップに送り込む。CWクリスタルウェポンと名付けたこの武器は私の手になじんでくれる。そして、今つぶやいた力ある言葉に合わせて術式を構築していく。

「Expand:Create『Clear Barrel』. Extended Accelerate Zone」

敵の大剣が振りかぶられ、目が痛くなるほどに発光している。相手は怨嗟の声を上げながら突っ込んでくる。

「Extract Element:Anti Curse / Explode / Sharp Edge / Penetrate」

しかし、その言葉は私に何の痛痒も与えはしない。

今いるのは広いとはいえ洞窟だ。

崩落こそ心配ないが、動きが制限されるのは仕方がない。

「Compile」

しかし、そんなことは関係がない。私は、目的のために動くだけだ。髪ゴムが切れて黒髪が宙に舞う。ただ、いちいちそんなことを気にするのは非効率だ。

「Install:Full Complete」

こんなことを頭の片隅で思っているが、さすがに一言言わせてほしい。

「『クリア・ブラスと』、ファイアッ」

こんなのやってられるか。

ーーーーーーーーー

地球全土が発光し、現代社会にダンジョンが発生して早3年。

神話回帰リカーレンスミソロジー。そう呼ばれるようになった現象から世界は大きく変わった。

そんな世界で、私は今日もダンジョンに潜る。

なぜなら、そこに私の欲するものがあるのだから。

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