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メガネ神話紀行  作者: 北条三蔵
第1章
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幕間1

~~~~~

 パーランダ社、局長室。ミフラが話をしている。しかし、局長室にいるのはミフラただ一人であり、室内に響く声はミフラのものだけである。

「例の石はまだ見つかっていません。この町にあることは間違いないと思いますが、なにせずいぶんと時間が経っていますからね。石に封じられた力が弱まっているのでしょう。そちらは?

――そうですか。やはりそちらでも石の感知は難しいのですね。

――ふむ。気長に情報収集するしかありませんね。一応、捜索活動も続けますが。

――難儀なものです。

――とはいえ、こうしてささやかながら現地人と交流を持つのも楽しいものです。

――ええ、もちろんわかっていますよ。『言葉は残せど実体は残さず』でしょう。しかし我らはもとより旅する種族。ふれあいもまた旅の妙味です。そう神経質にならずともよいではないですか。

――はい。それではまた連絡します」

 話しながら虚空を見つめるミフラの目は、いつもの黒色ではなく、透き通るような淡い緑色をしていたが、話し終わると元に戻った。

~~~~~

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