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三章設定

ここまでの神なんて死んでしまえは……(ネタバレ注意)

一章:転生編。転生、性転換を経験したセイジはセージを名乗りエルフの里へと到達する。

   元の世界に帰りなおかつ元の体に戻る手がかりとしてとある少数民族が持つという技術について知る。

   老人らの引き留めもあり里で修業する。

   アネットやルエやヴィヴィとの出会いもあった。

二章:戦争編。成長したので王国との戦争に参加するも道中ではぐれてしまう。

   ようやく合流したときには戦争は終結していた。

   その後、渓谷の里で数年間を修業に費やす。

三章:旅立ち編。戦争が終わり自由に人員が行き来できるようになったのでセージは旅に出た。

   目標はとある山の麓にあるという少数民族が残した遺跡。

   旅にはルエとメローが同行した。


『状況』

 三章時点においてブルテイル王国が放った古代の魔術の産物により戦場はめちゃめちゃとなり各勢力ともに疲弊の極みに達したため戦争は終了した。王国は分裂して勢力を保てなくなった。エルフを迫害するという法律が無くなった。

 物語開始時点では二章よりさらに数年経過している。


以下今までのまとめ設定


『言語』

一応地球で言う英語に相当する言語はあるがその他地方によって独特な言語がある。

なお一人称や丁寧語男性語女性語などに相当する言い方がある。オールで「I」でなく私俺の区別あり。


『神話』

各種族によってまちまち。

アブラハムの宗教のように絶大な力を持つ一種の統一宗教はない。


『魔術』

 魂と肉体を結合する力を流用してイメージで別の形態へと練り上げて現実世界に干渉する術のこと。イメージを補佐し、イメージがイメージであり続けるように断続的に術を繰り返すものを媒体などと呼ぶ。魔力は使いすぎると魂が離れてご臨終となる。なお魔術は種族によって使えるものと使えないものの差がある。


『〝神〟』

詳細不明。


『少数民族』

 かつて魂を加工することや世界を渡る術を持っていたとされる集団。明らかに脈絡のない発展の仕方をしており目撃談などが数多く文献に残っていることから、別の世界からやってきたとする説が濃厚。だがこれも滅んでしまいその残滓はとある山の麓に残るのみ。遺跡たる迷宮はいまだに誰も踏破したことのない場所である。なお別の技術は王国によりダークエルフ生産などに転用された。


『ヒト』

 頭、胴体、手足を持つ種族のカテゴリー。基本的にどのヒト間とも生殖行為は可能。

 逆にヒト以外との生殖は不可能。

 混血は特徴が混ざるせいか差別を受けやすい傾向にある。


『人間』

 ヒトの中でも最も普遍的に世界に住まう種族。

 寿命はせいぜい100年が限界。病気にかかりやすく体も頑丈とはいい難い。

 白い肌、赤い肌、黄色い肌、黒い肌などがおり、体毛をごく限られた部位にのみ持つ。手先が器用で頭が良い種族と知られ、蟻のように働くと称される。


『エルフ』

 白い肌、長い耳を持つ主に山に拠点を構えるヒト。人間の数倍の寿命と先天的な魔術の才能を有する。また毒への耐性があるという。幼い頃は耳が広く尖り方も極端ではないが、大人になると目に見えて尖り細くなる。優秀な戦士と知られる。また、天文学やその他学問に長ける。美形が多いことで知られ割と人気が高い。成長の仕方は成人するまでは人間と同じだが以降緩やかに年老いていく。コロニーは里と呼ばれ長老と長老らが集まる円卓会議から構成され統制されている。

 人間族と比べて生殖能力が低い(発情期云々ではなく子供ができにくい)。

 割とどうでもいい設定として耳は敏感なので触ったり弄ったりするのは、人間でいう胸を触るようなもの。舐めたり甘噛みは愛する人との営みの時のみ。


『ダークエルフ』

 そのような種族は存在しない。よって便宜的なカテゴリー。

 王国により捕縛されたエルフは改造を施され、無理矢理魂と肉体を剥離させて魔力を絞り出すという非人道的処置により記憶を失い肌の色が変色してしまった。メローはその代表格。


『ドワーフ』

 小柄で知られるヒト。暗がりでも目が利き、耳もよい。体力自慢の種族とも知られる。ミスリルを初めて発見した種族とも言われ高度な精錬技術と採掘技術を持つ。あまり他の種族と交易したがらずどの時代も隠れて住んできた。

 渓谷の里の穴はかつて彼らが掘ったもの。


『獣人』

 まるで犬やオオカミや猫のような体毛と顔立ちをしたヒト。獣との間の子ではなく独立した種族。体力自慢で知られ並外れた聴覚と視覚を持つ。


『ウンディーネ』

 設定上いるだけで未登場。


『ドライアド』

 設定上いるだけ。


『精霊』

 魔力を発し、魔力を頼りに生きるという生命体。稀に人前に姿を見せる。特定の形を持たない。


『銅の傭兵団』

 二章にて登場したアシュレイが所属していたという傭兵団。契約には無柄の銅貨を用いるらしい。

 銅山を拠点とした経済的背景を根拠に勢力を拡大してきた。

 だが近頃鉱石の質が低下しており不穏な噂が絶えない。


『アッシュ』

 赤毛の女、アシュレイと血のつながりがあるらしい妖艶な美女。

 アシュレイとは実は姉妹の関係にある。アスクとはきょうだい。

 鉱山と傭兵団の行く先を考えており大胆な方向転換が必要と主張する。


『アスク』

 赤毛の男。セージを蹴りまくった男。

 一族の長であり鉱山の所有者であるが度重なる問題と鉱山の鉱石の質の急激な低下に精神的な不安に押しつぶされそうになっている。

 雷系魔術の使い手であり優秀な戦士でもある。


『ガブリエル』

 くりくりとした大きな目。茶色っぽい髪の毛は短く切りそろえている。悪戯っぽい顔立ちはどこか肉食獣を思わせた。肉体はすらりと伸びて筋肉を抱えており、足や腰の線は鍛えられた美しさを湛えている。胸元は悲しいほど薄いが欠点にはならずむしろ肉体の軽快さを強調するようである。


 同じく別の世界から性転換させられたうえで飛ばされた人間。親切で快活な風を装っているが盗賊稼業で荒稼ぎしてきた人物であり利己的な部分を持つ。もとの世界に帰ることは諦めており目いっぱいこちらの人生を楽しもうとするスタンス。


「セージ」

(詳細設定)

 別の世界で死亡した後に魂だけ別の体に押し込められた経緯を持つ。もとは男性。いまは女性。

 本名は(苗字)セイジだった。安直にセイジをセージと伸ばして名乗る。

 ちなみにハーブのセージの花言葉は「幸福な家庭」「家庭の徳」「家庭的」。

 とにかく目標は元の世界に帰るか神様をブチ殺すこと。

 性格は目的の為なら手段を選ばないタイプであるが実力にそぐわない無茶をやらかす無鉄砲。

 ぶっきらぼうな言動も目立つ生意気な人柄であるが、根っこは善人であり押しに弱い傾向がある。


 一章、二章、そして三章に至って大人の体に成長した。

 超簡潔説明「エルフの姉ちゃん」。

 体が大人になった関係上、女性としてあるべきものが始まった。

 精神が長年女性として生きてきたためかなり女性に引っ張られている。

 戦闘スタイルは昔の型をより発展させた槍と魔術による高速戦闘。前衛担当。クロスボウによる狙撃もどんとこい。

 馬を操れなかったのは昔の話。今はちゃんと一人でできる。

 草ばかり食っていたせいか薬草の知識が薬学に達するまでになっている。

 まだ元の世界に帰る気マンマン。

 ただ、それが失敗したときにどうするのかは頭から追い出しており、まったく考える気さえない。無鉄砲な性格を自覚しているが修正するつもりはなし。


 そう呟き包帯をはらりと解除すれば、平均よりも大きいであろう双丘が露出した。

 それは、腕の付け根と鎖骨から曖昧に発生し桜色の点を頂点に凛と張りつめた流線型を描いて腹筋の上に接する塊だった。あれから数年。包帯を巻いてみたり、アスリートの胸が小さいのは運動しているからなのだ論を信じてマラソンしてみたりしたが、このありさまである。

 腹筋は光陰の緩急つけた薄い凹凸を描いている。腕も、足も、緊張感を湛えている。脚部の線は幼いころよりも遥かに長くなっていた。柔らかみのある女の体というよりも戦いのための肉体である。それでも隠しきれない女性としての膨らみや脂肪はあり、引き締まった肉体はむしろ女性的魅力を引き立てているのだが。

 エルフ族を特徴づける耳も幼年期のような丸っぽさを脱ぎ捨てて、細く尖っていた。

 ただ一点。柔和な雰囲気を持ちながら鋭利さも兼ね備える眼光だけは変わっていない。

 体を拭こうとしてズボンを脱いで放る。凹凸のある腹部から下はなだらかに下って足の付け根へと繋がっている。年齢故、大切な個所を守るべくして茂った体毛もある。

 セージはセミロングのブロンド髪を乱暴に掻き毟ると、部屋の隅の壺から水を掬いタオルに染み込ませて全身を拭く。水浴び場まで面倒なので応急的なものだ。

 以上本編抜粋。

【セージの魔術】

理由は不明であるが火炎系の魔術を得意としておりほかの魔術は基本的に駄目。MPは低いが高火力である。

「火を灯す」基礎中の基礎。旅では多用する。

「火の玉」時々呪文が変わるが基本はこれ。火の玉を投げつけるだけ。

     熟練と成長で敵を火だるまにする程度は容易くなった。

     最大出力時は小屋位ならば容易く破壊する。

「火炎放射」火を噴出して相手に吹っかけるだけの単純な呪文。威力射程ともに優秀。

「火炎○」火炎剣だったり槍だったり。火を纏わせるエンチャントと、火の武器を構築する二種類。

    攻撃を受けられた場合爆発させて防御をくじく派生もある。

    最大出力で放つとまともな金属の武器ならば溶けてしまうのでミスリル製しか耐えられない。

    最大チャージはまさに一撃必殺。鉄さえ溶断させる一撃を防ぐのは極めて難しい。

「憤怒」某ゲームの神の怒りまんま。全方位に大気を膨張させて衝撃波を放つ。

    訓練により武器にエンチャントして投擲することも可能となった。

「強化」肉体を強化する魔術であるが、魔力で肉体の能力を無理矢理底上げする強引なものであり、

    長時間の使用は肉体が耐えられない。

    熟練者は肉体を強化するのと併用して魔力で体自体を人形のように制御するというが現時点で無理。

「流星」火の玉を衛星のように配置して放つテクニカルな魔術。

    媒体を使いこなせないセージは基本的に一発一発に指示を送って操っている。現状五発が限度。

    そのためいかんせん対応能力が悪い。


「ルエ」

 銀髪を後ろで縛ったスタイルそのまんま。

 いろいろ考えて筋トレを開始。引き締まった肉体を手に入れる。

 セージと暮らすうちに引っ込み思案が大胆な方に大きく傾いてきた。

 三章冒頭でセージへ愛を告白するくらいには。

 名前の語源はルークのルから中性的な印象を受ける文字を探してエを付けた。

 エルフのルとエを逆転させたというわけじゃないです。ほんとうだよ!

【ルエの魔術】

風を基本とする防御重視の魔術。MP、出力ともに高いが、近接戦闘への対応が薄い。

「竜巻」ありとあらゆる応用をされる攻防一体の魔術。竜巻で身を守ることから、攻撃にまで使用される。

    制御下にある大気を循環させることは風魔術の基礎と呼べるだろう。

「風の戒め」相手を縛り付ける魔術。最大出力ならば攻城兵器の一撃でさえ反らすことができるだろう。


「メロー」

 ダークエルフ。二章で捕縛されていたダークエルフ。

 ロウの治療により落ち着きを取り戻し普通に暮らせるようにはなったものの記憶が戻らず人格もおかしいままになっている。戦闘ともなれば豹変して笑いながら人を殺す。

 ロウに対し強い愛情を抱いているが、何やら歪んでいる模様。

 ロウから譲り受けた変形する杖を使い狙撃をするのが得意。その火力は建物を貫通し、人間一人くらいならミンチにできる驚異的なもの。

 たどたどしいしゃべり方をする。

 体力がないのですぐばてる。


 黒く、夜を仕立てたような長く細いロングヘア。血のように赤く彫刻刀で切れ目を入れたように鋭い目立ち。目が大きく小柄なので幼く見えるが、じっと観察すると、実際のところセージと大差ない年齢なのが窺える。杖にしては奇妙な形のそれを背負い、黒いローブを着込んだ姿は、魔術師というより魔女を思わせた。

 本編抜粋。

【メローの魔術】

謎属性。光? 驚異的なMPと出力を誇り意図的にセーブをかけても圧倒的な威力を発揮する。

「矢」矢を放つ単純な魔術。だが人間の胴体をもぎ取る威力を発揮する。12.7mmクラスくらい。

「拡散矢」手元から拡散する矢を放つ。ショットガン。連射が利く(利かせる)ので接近戦に持ってこい。

「天の矢」貫通能力に重点を置いた魔術。攻撃範囲こそ狭いものの、極めて細く高速な矢は建物さえ容易く射抜く。

「透視」壁越しに向う側を透けさせる魔術。原理はレーダーみたいなもの。この魔術がある限り死角はない。

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