終章:世界の物語
バチン!という電気の弾ける音がすると次の瞬間には、グルニアスの周囲に雷撃の矢がいくつも出現していた。
雷撃の矢は出現した後に一瞬も間をおかずグルニアスへ襲い掛かった。
その数百余り。
体という体に突き刺さった雷撃の矢はグルニアスへ突き刺さった瞬間にグルニアスの中へと電流を流し込むという二段攻撃をしてみせた。
が。
その攻撃は全く効いていないようだ。
しかし見鏡は攻撃の手を緩めるということは無かった。
雷撃の矢が聞かないと判断した直後に見鏡は地面を蹴りグルニアスへと接近した。
それをグルニアスは右拳で殴り防ごうとするがそれを見鏡は認識をずらすという技を使いかわし、すぐさまディールークルムをグルニアスの腹部へと突き刺し大量の電流を流した。
しかしその攻撃も多少ダメージを与えるだけに終わった。
掴まっては事だ、とすぐさまグルニアスの元を離れた。
ヒットアンドアウェイの方法も限界があるな・・・とグルニアスと20m余り離れたところで攻略方法を探っていると、背後から ヒュン という空気を切り裂く音が響いた。
「しまっ!」
慌てて後ろを見ると、尾が唸りを上げて迫って来ていた。
威力と速度に力を振った攻撃だったのか、速度はとてつもないもので到底かわせる様な物ではなかった。
が。
「かわせないなら、切り落とせばいいだろう?」
何処からか響くその声には聞き覚えがある。
ヒュン という空気を切る音が再び聞こえたと思うと、迫り来る尾はみじん切りにされていた。
見立てでは風の刃だろう。
風の刃が飛んできたところに視線を投げるとそこには四人の人影がいた。
レニとラファエルと見知らぬ二人。
ラファエルは眼鏡をかけなおすと見鏡へ言った。
「加勢しようか?今の君は僕でも殺せそうなほどに激昂し弱くなっているからね?」
その言葉と同時に、見鏡の背後から バギン! と何かとても硬いものを強引に叩き割る音が聞こえたと思うと次いでどこかで聞いた・・・いや、かつて憎んでいた声が聞こえた。
「少し迷子になって遅れたけど、僕も加勢するよ。」
そこから現れたのは、あの蠱毒の成功被験者の少年だった。
「グルニアスの本物たぁ、相手にとって不足なし。ってところか?」
レニがそう軽口を叩くと、ラファエルが呆れたように失笑した。
同じようなタイミングで、ステラの面々も意識を覚まし立ち上がり始める。
アキの事を伝えようと見鏡が口を開くが、それを遮るようにグルニアスが咆哮した。
『グルォォォォォォォオォォォォォォ!!』
その声にその場に介した全員が武器を構えた。
一人亡くし、五人増えたリングでの2Rが始まる。
****
戦いは熾烈を極めた。
間一髪のところでグルニアスの攻撃をかわし、そして反撃をする。
一瞬の隙が命を無くすには十分。という戦いだった。
そんな戦いで、見鏡を除くステラの面々は動きが鈍っていた。
恐らくアキの事で感づいて・・・いや既に気付いているのだろう。
死んだ。と。
しかしその事について追求するほど暇がある戦いではない。
見鏡やレニ達近接タイプが連続で攻撃を放ち気を引き、シンリア達遠距離タイプが大規模魔法でダメージを与える。
が。
一向に相手に体力が減った兆候が現れなかった。
所謂スイッチという技を使い戦っていたのだが、魔物も馬鹿ではない。
大規模魔法を詠唱しているシンリア達にむけ、速度を重視した火球が放たれた。
速度を重視したといっても放ったのはグルニアスだ。
その威力は山一つは軽く消し飛ぶだろうというものだった。
結果、シンリア達は死んではいないものの気絶という形で地面に横たわるという事になった。
不味い。
このままでは・・・
見鏡が半分諦めたところで、本条が見鏡に叫んだ。
「諦めんなよ救世主!ここで諦めたらアキの死は無駄になるぞ!」
恐らくあのやり取りを知らない本条の言葉だったが、見鏡が士気を高めるのには十分だった。
世界はもう救った。
あとは自分達の物語を守るだけ。
それならば。
「レニ!神柱達!部屋の中央にある転移魔法は使えるか!?」
見鏡が聞くと、レニがサッと視線を魔法陣に移し答えた。
「使えるぞ!」
「なら使うぞ!あの世との転移に使おうとしてたぐらいだ!いけるか!?」
「いけるが・・・そのためには莫大な力が必要に・・・っ」
レニが口惜しく答えると、見鏡はニッと皮肉げに笑った。
「いるじゃねぇか、飛び切りでかいのがよ。」
そういって見鏡はグルニアスを顎で指した。
倒せないのなら、何処か違うところへ飛ばせばいい。
調停を目的とした魔物ならば飛んで目的が無くなれば暴走。
しかしその暴走が調停を乱す程のものである事は確実だ。
それならば、神とやらに働いてもらおうじゃないか。
その代償としてこの部屋の何人かも同時にどこかへ飛ばされるかもしれないが。死ぬよりはいいだろう。
その意図を全員が感づくと、その考えに賛同した。
「俺達が時間を稼ぐ!レニは魔法陣をいつでも使えるようにしてくれ!」
その指示を聞くと、レニは魔法陣へ駆け寄りより詳しく解析を始めた。
その間にもグルニアスとの死闘は続く。
既に音速を超えた拳をすれすれでいなし、かわす。
クレプスクルムで巨大な衝撃を与え怯ませると、魔法陣を解析していたレニから叫びにも似た言葉が飛んだ。
「転移はそいつを使うとして、発動にも同じ容量が必要だ・・・!そしてどちらの力を使うにしろこの魔法陣の上に載せなければ使えない!」
二度必要。
恐らくそれは二度繰り返す必要があるということだ。
つまりいくら巨大な力をもってしても一度にどちらも、という様には行かないという事だ。
思わぬ事態にあせっていると、隣でラファエルが言った。
「僕たちがやろう。発動は無理でも元々転移は僕達四人が発動させる事になっていたんだ。」
その四人、という部分に引っかかりを覚えるとラファエルは袖口からミカエルの核を取り出していった。
「核さえあれば補えるってことさ。」
ラファエルがそういうと、本条がラグニエルの攻撃をかわしそこね地面へ叩きつけられる音が聞こえた。
「まぁなんだっていい。準備が必要なんだろう?なら魔法陣の上で準備していてくれ。」
見鏡がそういうと、ミカエルと戦った時と同じようにウェスペルをローブ形に変形させた。
今回は髪を縛っている為にフードは被らないが。
「魔法陣までは俺が押し込む。任せろ。」
そういうと、スッと前へ静かに進んだ。
いざ対敵、というところで、ふとポケットからドクン、ドクンという脈打つような熱を感じた。
何かと思いそれを取り出すと、黄色い半透明のアキから受け取ったオリジンカラーがドクン、ドクンと脈打つように輝いていた。
「ああ。戦おう。」
そう言うと、アキのオリジンカラーから光が迸り、見鏡の体へと消えていった。
その吸収を終えると、大人しく待っていたラグニエルへと向き直った。
「悪いな。待たせちまって。まぁ今から退屈はさせねぇさ。もしかしたら殺しちまうかもしれないだろうしな?」
ハッと鼻で笑いながらそういうと、ラグニエルも口端を歪めて笑った。
魔法陣までの距離は30m。
30m押し切ればこちらの勝ち。
俺が死ねば魔法陣を整えてるレニや気絶したステラの仲間達。そして準備をしている神柱達が死ぬ。
「いやぁ、いよいよもって最後の戦いになってきたじゃねぇか・・・・・・最低だな?」
その見鏡の言葉を幕切りに、両者がぶつかった。
渾身の一撃を放った二人は、双方の攻撃がぶつかった事で発生した衝撃によって少し後ろに吹き飛ばされたが姿勢を戻すのは見鏡の方が一瞬速かった。
その一瞬を使い、ラグニエルの腹部へと飛び込む。
腹部へ何処からともなく取り出した鈎針を突き刺すと、クレプスクルムとディールークルムでの連撃を叩き込む。
「あぁあっぁあぁあああぁぁぁぁぁぁあああ!!!」
ガガガガガガガというとてつもないスピードの連撃と、金属が擦れるときに生じる閃光が視界を埋め尽くすが、それでも連撃を止めない。
恐らく30回は攻撃したであろう時に、ふわりとグルニアスの足が宙に浮いた。
しかしそれを全く気にせず攻撃していたのだが、自分の両脇に気配を感じ視線を投げるとそこには槍と化した両の羽が迫っていた。
速度を速めるために極限まで細めたその羽は、ズブリ。と見鏡の両脇へ突き刺さった。
そして刺さった事を確かめたグルニアスはすぐさま見鏡の頭上へと顕現させた槍を振り下ろした。
しまった――――――
そう思った瞬間。
右脇に突き刺さった羽が燃え上がり一瞬で灰と化した。
その灰となった羽が突き刺さったのは、何時だったかアイムが松明を突き刺してきたところと同じだったのだ。
「そういう、ことかっ!」
刺さっていた羽がなくなり、自由に右腕を動かせるようになると、左脇刺さっていた羽を切り落とし間一髪というところで槍をかわした。
見鏡がいなくなった事で標的がいなくなった槍は地面へと深々と突き刺さった。
それを横目でみた見鏡はクレプスクルムとディールークルムの両方を使い槍を叩き折った。
そして腹へ突き刺した鈎針へ視線を移すと、恐らく強靭すぎる筋肉に阻まれ刺さっていなかったのだろうか、プラプラとぶら下がっているだけになっていた。
それを確認するやいなや見鏡は宙を蹴りその鈎針へと一直線にとび、その勢いのまま鈎針を深々と突き刺した。
流石にそれはそれなりのダメージが通ったのか、『ブルァ!』という叫び声と共に今までより速い拳が見鏡へ直撃した。
その衝撃は余りにも強く、思わず両の剣を落としてしまうほどだった。
だが。
笑っていた。
とても愉快そうに。
「やっと刺さったか、全く堅すぎるんだよ。お前。」
そう言うと、見鏡の右手からピンと張った糸がグルニアスの腹部へ刺さった鈎針へと伸びていた。
今の見鏡は魔法陣とグルニアスを結ぶ辺と垂直な位置にいた。
つまり上からみたのを図にすればL字型。角がグルニアスで右が見鏡。上が魔法陣だと考えてくれればいいだろう。
見鏡は、ピンと張った糸を反時計回りに振り回すように引っ張った。
「このまま遠心力で吹き飛ばしてやるよ・・・っ!」
奥歯を噛み締めながらそういうと、グルニアスが折れた槍の柄を投げてきた。
ヴゥン!と空気を切り裂く音を背中に見鏡は引っ張り上げるのを止めない。
「くそがぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあっぁあっぁ!!」
ある程度のところまでグルニアスを回すと、ハンマー投げの要領で魔法陣の方向へと投げ飛ばした。
あの速度ならば恐らく姿勢を正すことすら難しいだろう。
あとは魔法陣上空へ差し掛かったところを魔法陣のところへ叩き落すだけ・・・なのだが。
唯一つ問題は。
背後へと視線を投げると、そこにはすぐそこにまで迫った槍の柄が視界を埋め尽くしていた。
やられる・・・わけにはいかねぇんだよっ!
振り向きざまに自身を覆っていたローブを剣へと変化させると、下から上へと縦にばっさりと切り裂いた。
この最期の一撃で力は使い果たした。
でもきっと、誰かが。
そんな思いで飛んでいったグルニアスのほうを見ると、グルニアスの腹部を押して共に魔法陣へ突き進む一人の少女と一人の少年の姿があった。
「「あぁっぁぁぁぁあああぁぁぁああぁぁぁぁああああぁっぁぁ!!!!」」
ドゴォン!という爆音が鳴るほどに渾身の力を込め魔法陣へ叩きつけると不敵な笑みを浮かべて言った。
「ハン、月の世界に行く丁度いい機会よ。月に行くついでに地獄へ落としてあげる。」
「それなら僕が地獄まで一緒に引きずっていくよ。」
二人がそう言うとすかさずレニが魔法陣の起動を促す呪文の最期の一つを言った。
カッ!という眩い光を魔法陣が発すると、それとタイミングを合わせるように神柱達が膝を突き同じように呪文の最期の一言を放った。
そして、世界は光に包まれた。
****
翌日。
レヴィアが慌ててナル帝国の祭壇へと乗り込むと、そこには四つの核とレニスン・フィアと・・・・・
見知った千切れたローブの残骸がそこにはあった。
****
まぁ、ここまで読めば分かっただろう。
書き手の男というのはレヴィア・シンこと私である。
なぜ急にこんな事を書き始めたか、というのはという質問があったのでこの場で書かせてもらえば。
人生・・・いいや、物語というのは実に奇怪だ。
急に金持ちになったり。
急に仲間が死んだり。
果てには急に力を手に入れたり。
大抵の物語は・・・救世主というものがいる。
だが今回はいなかった。
見鏡は救世主と言う人も居るのかもしれないが・・・
全てを助けるのが救世主というものではなからろうか。
それに見鏡は救世主と呼ばれて良い顔はしないだろう。
なぜなら、アキという大事な仲間を助けられなかったから。
僕が言うにはすこし・・・というかかなり知った風な口を利かないといけないのだけれど。
まぁそういうことだろう。
この物語は立場によって悲劇、喜劇であるかが変る。
何も知らない一般市民達からすれば、いつの間にか世界が救われた喜劇。
だが一方で、少し事情を知ってしまったこちらは悲劇だ。
転移魔法が成功したか否かはこちらではあずかり知れない。
伊井島君は女神が体から離れたらしいが、肉体を持つ見鏡達は。
それかもしかしたら転移に成功したのかもしれない。
あの最期の戦いの後、私は三年をかけ仲間を探した。
結果見つけられたのは伊井島だけだった。
他の仲間達については音沙汰も無い。
全く、私はいつも探す側だ。
さぁ、何時までも語っていては仕方が無い。
でも最後に一つ。
世界を離れ仲間達と一緒に。
世界に残り仲間と別れる。
もしこの二つを選択できる状況になったら、君はどちらを選ぶ?
愚問かもしれないな、何故なら大抵の出来事が・・・選ぶ選ばないを構わず勝手に進むからね。
自伝としては拙いものだが、手に取ってくれて嬉しく思う。
それでは。
貴方の物語がハッピーエンドを迎えられますように。
~~~Fin~~~
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カタン。
最後の文字を打ち終わると、男・・・いや、レヴィアは椅子から立ち上がった。
リビングで食事の用意をしている伊井島に一言、煙草を吸って来るよ、というと外に出た。
煙草。
所謂煙草と違い、心境に応じて味が変るといったものだ。
二種類しかないのだが。
味は後悔していれば甘く。
後悔していなければ苦くなるといったものだった。
ここ二ヶ月は伊井島が嫌がるので禁煙していたのだが、今日は特別だ。
そう言い訳して、口に煙草を加え指先で放つ火の魔法で火をつけて肺が一杯になるまで息を吸い込んだ。
まぁ、言わずもがな。
二ヶ月前まではずっと甘かった訳だが・・・
何故か今日は苦い。
ふぅ・・・
なんだ、吹っ切れたんじゃないか。
心の中で呟き、安堵のため息をつくといえの中から伊井島の呼ぶ声が聞こえた。
「レヴィアさーん、ステッラエの二人とレニさん呼んできてーご飯にするよー」
きっと、伊井島のおかげでもあるのだろうな。
だからまぁ、トイレの間に書き加わっていたところは許そう。
そう独り言を呟くと、煙草をポトリとコンクリートで舗装された道へ落とし足ですりつぶした後に煙草の箱を胸ポケットから取り出し、シュボッと燃やした。
「長く付き合ってくれた仲間に、弔いを。」
灰となった煙草は、レストナムの風によって散っていった。
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自伝としては拙いものだが、手に取ってくれて嬉しく思う。
それでは。
貴方の物語がハッピーエンドを迎えられますように。
~~~Fin~~~
パタン。
分厚い革表紙の本を閉じると、紅い髪の少年は微笑んだ。
「ハッ、あいつ本出したのかよ。」
そういうと、羅列する大きな本棚の一番高そうなものに仕舞いこんだ。
とてつもない広さの部屋の中のこれまたとてつもない数の本棚中でも一際目立つその本棚はおそらく大事な本を入れるものなのだろう。
ポス。という小気味いい音が響き、満足そうに紅い少年髪をした少年は微笑んでいた。
すると、背後のドアが開き、蒼い髪と蒼い目をした少女が入ってきた。
そして紅い髪の少年が仕舞った本を見ると、小さなため息をついた。
「あれから20年・・・か。月日は早いわねぇ。で、どう?買って読んでみた感想。」
「あぁ、レヴィアらしい本だよ。」
紅い髪の少年はそういうと、入ってきた少女に歩み寄った。
「まったく。本の世界は実在するって俺の仮説、合ってたみたいだな。」
それを聞くと、蒼い髪の少女は呆れたように言った。
「っていうか、私達がこの世界にいる時点でそれはもう実証済み・・・いや、違う世界にいるはずのレヴィアの本が此処にきたってことは・・・そういうことなのかしらね。」
そういうと、紅い髪の少年がケラケラと笑いながら答えた。
「まぁ、この本の著者のレヴィア・シンはペンネームだろうがな。」
「うーんでもさ?ソレって失礼じゃない?自分で考えた物語が元々あった・・・いや、丸写しだなんて。」
蒼い髪の少女が顎に手を当てながら言うと紅い髪の少年は答えた。
「いいや逆さ。物語があって、世界が出来るんだ。」
「ってことは私達は物語の中の人物ってこと?」
蒼い髪の少女が姿勢を変えずに聞くと、これまた愉快そうに答えた。
「あながち間違っちゃいねぇんじゃねぇか?」
「はぁ・・・まぁいいわ、後二時間後に仕事よ、氷雨。」
「はいはい、分かりましたよシンリアさん。いや、レティか?」
ケラケラと笑いながら軽口をいう氷雨にシンリアは呆れたように答えた。
「あんた本当にキャラ変ったわね・・・」
「元はこういう口調なんだよ。」
二人で寄り添いながらリビングに戻ると、そこには見知った顔の人間たちが和気藹々とゲームを楽しんでいた。
犠牲は出たが、最後に笑う為に戦った少年と呼ぶには大きく、大人と呼ぶには幼い。そんな人間たちは笑っていた。
最後に笑えたならば、上々じゃないか?
よく言うだろう?
終わりよければ全てよしって、さ。
そう心の中で呟くと、そのゲームに参加するべく棚のある部屋から続くドアを閉めようとすると、その部屋から何か聞こえた気がして振り向いた。
しかしそこには何も、誰もいなく、ただあるのは書斎の扉の上につけられたプレートだけだった。
そのプレートに書いてある文字は――――――
―――――――
『世界の物語達。』
まず最初に最後まで読んでくださってありがとうございます!
半年・・・位でしょうか、とにかく今最初の方の分を読んでみると、今でさえ酷い文章なのに過去のものとなると悪い方にさらに磨きがかかっていて・・・・orz
そしてすいませんでしたぁっ!
女神さんの奮闘書けませんでした・・・orz
一応今回はこれで終わりとなりますが、私の気まぐれで二部が出たり・・・ゲフンゲフン
個人的には見鏡とシンリアのいちゃつきを書きたいというかなんというかウォッホン!
きっともう一つの方完結させてからになると・・・思いますがね!
きっと完結させてから!多分!恐らく!
というグダグダな感じですがご了承ください。
そしてPV一万ありがとうございます!
ユニークとかよくわからないけどとにかく一万という数字があって目を疑いました。
い、一万・・・だと?
感謝してもしきれません><
最後に二つ。
厨二病の何が悪いっ!これは小説だぞっ!リアルじゃないだ別に目が光ったっていいだろう!ということで少しはずかしながらも見鏡さんの目を光らせちゃったりしました。
あとアキさん死んじゃいました。
あの状況では秋乃の庇いは結構ありえそうだし・・・うーんどうなんでしょう。
ただ最後の鈎針のシーンはあのアキさんの能力がないと使えないという設定があったり。それと最後の見鏡とシンリアのシーン。少年と書いてるのと少女って書いてるのに間違いはありませんよ!20年経ってるけども!
グダグダと長くなってすいません。
出来不出来はとにかく最後まで完走できたのは皆様のおかげです!
本当にありがとうございました!
またよろしくお願いします!