社会的に\(^o^)/オワタ
「それで本は?」
「実はその本、私が持っていて・・・」
言いかけた瞬間、足元から亀裂音が聞こえた。
「え?」
亀裂が広まり、崩れた。
「うわああああああ!!?」
全員が悲鳴を挙げた。
「!?」
セロは落ちる瞬間、ズボンが砕けた床に引っ掛かり破けた。
「死ぬーー!!?」
地面に頭から激突した。
「痛たたた・・・もう!」
星羅は頭を抑えながら目を開けた。
目の前に、カメラを構えて、口を開けて硬直している大勢の人が広がっていた。
「え?ま、まさか・・・何かの集会でしたか?ねえ、皆・・・」
星羅は震え声で後ろを振り向いた。
後ろを見ると、瓦礫が小範囲に広がり、その中に、倒れているスーツ姿の男の顔の上に、下半身裸のセロの金玉が乗っているのが見えた。
「何あれ!?変態がいる!!」
静は叫んだ。
「・・・」
星羅は上を向くと、阿部 腎臓 総理大臣 演説会と書かれた幕が張ってあった。
「ああ・・・」
星羅が力なく座り込んだ瞬間、
「てめぇ!!」「クソ野郎!!」「変態野郎!」
数10人以上のSPらしきスーツ姿の人達が星羅達に罵声を発せながら向かってきた。
「オウ!シエット!!」
セロは苦痛の表情を浮かべ、いちもつを抑えながら転がった、
「この変態野郎が!!」
「グウ!?」
SPに顔を蹴られた。
「これテレビカメラ!?映っているの!?」
静はカメラを覗き込んだ。
「人生オワタ!!ハハハハ!!」
鈴鹿は泣き笑いした。
(ああ・・・寝るか。)
星羅は横になった。
数分後手錠を掛けられ、パトカーに連行された。
セロは顔を真っ赤にしながら頭を抱え、鈴鹿はこれは悪夢だと現実逃避をし、静は刑務所に行ける事で興奮(好奇心)状態で、星羅は何も考えずボーとしていた。
星羅はボーと車の外を見ていると、夜空に大きな影が見えた。
「え!?」
大きく目を見開くと、ドラゴンのシルエットをした影が、羽ばたいていたのが見えた。
「ど、ドラゴン!!?」
思わず叫んだ。
「何言っているんだ!!そんなの当たり前だろ!」
警察官に怒鳴られた。
「え?そうなの?」
「大人しくしてろ!」
「・・・」




