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剣の墓標、春の城  作者: 銀野
無印
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10050日目


中間管理職の彼があの子らの力量を上げる魔法をかけると言い出した。

どうしてそう、兄の陣営の者は楽な方へ楽な方へと物事を持って行きたがるのだろう。

あの子らの旅を見守っている限り、人間とは努力をしてこその人間であると私は常々感じている。

第一、いきなり身体の調子が変わったらあの子がびっくりして怪我をするかもしれないではないか。

そのことを中間管理職の頭の中へ直接話しかけたら、「チンタラやってたら寿命の方が先に尽きるでしょうが!!」とヤケクソ気味に返された。

もっともな意見であったので私はそれ以上は何も言わなかったが、面白くないことに変わりはなかった。

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