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剣の墓標、春の城  作者: 銀野
あらたなるたたかい
145/147

遺物:10年目、麦月、3日

変態とタマが合体した意味がわからん。


……順に書こう。


昨晩、変態は危篤だった。


手の打ちようも無く、俺も半ば諦めていた。

部屋でぼんやりしていると、そこにやって来たタマだ。


妙に思い詰めた顔で。

「どうした」と問うと、「父(変態の事だ)を助ける方法を思いついた」ときた。


で、蓋を開けてみたらコレだ。


倉庫を調べて見たら、昔トチ狂った人間の錬金術師が製造した物品が数点、なくなっていた。


当時の脆弱な人間文明の中に放って置いたら、うっかり世界征服くらいはされるかもしれないなという程度の危険物。

中途半端なブツだったこともあって、ぞんざいに扱っていたのが完全に裏目に出た。


……綺麗に「混じった」。

それが、正直な感想だ。


元々、同じ氷の魔力持ち。

元々、全ての価値観がチビに収束するお人好し同士。

上手く馴染んだらしい。


今後どう転ぶかは、正直分からない。


それでも、チビは泣き止んだ。


その事に、俺はホッとしている。





ブクマ、評価、感想等どうもありがとうございます。


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