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(37)睡眠

 睡眠が不足すれば、疲れる度合いが増すことは誰もが知る事実である。人に限らず、動物は一定の睡眠を取ることで身体機能を維持している訳だ。当たり前と言えば当たり前の話だが…。^^

 ようやく寒さもやわらいだ、とある公園のベンチである。いつやらも登場した二人の老人がコンビニ弁当を食べたあと、持参した魔法瓶の茶をすすりながら話をしている。

「もう、春ですなぁ~」

「はい、さようで…。春眠、あかつきおぼえず・・ですな」

「また眠くなりますか…」

「ははは…私など、季節に関係なくウトウトしておりますが」

「ははは…それは私も同じです」

「年を取ると、いけませんな」

「ははは…さようで」

「まあ、便利な場合もありますが…」

「ほう! どのような?」

「この前も、うちの息子の嫁が、『お義父さま?』と近づいてきたもんですから、こりゃ、またなんぞ頼まれるな…と、ウトウトした振りをして、なんのがれました。ははは…」

「ははは…それはそれは。忍法、睡眠のじゅつですなっ!」

「まあ、そんなところで…」

 睡眠は疲れる雑用をける忍びのわざにもなるのである。^^


                  完

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