表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/100

(17)+α(プラスアルファ)

 足りないよりは少し多めの+α(プラスアルファ)を考えておいた方が無難ぶなんだろう。無難ということは、気分が疲れない・・ということにもなる。生活する上で疲れないのはいい方向だ。^^ 疲れると、ろくなことがない。^^

 網川あみかわは、外出しようと準備し始めた。買い物程度の外出なら、取り分けて準備するほどではないが、その日は、近郊ながらも少し離れたとある町へ行こうと思っていたから、準備しよう…と思った訳だ。

『いや! いくらなんでも、そんなには、いらんだろ…』

 二、三枚、一万円札を財布に入れようとしたとき、網川は、ふと手を止めた。

『いやいや、不慮ふりょの事故・・ということもある…。やはり、入れておこう』

 そう思い直した網川は、財布から出した一万円札を、ふたたび財布へ入れた。

『いやいやいや、たかが数時間のことだ。不慮の事故など起こらんか…』

 網川は、また思い直し、財布に入れた一万円札を取り出した。

『いやいやいやいや、アクシデント[不慮の出来事]は、そんなときに起こるもんだ。+αの方が安全だしな…』

 網川は、またまた一万円札を財布へ入れた。

『まてよっ! たかが数時間のことだ。やはり、そんな必要はないか…』

 網川が財布から、またまたまた、一万円札を取り出そうとしたとき、『またまたまたは、いいんですっ!』と、財布が怒って言った。いや、言ったように網川には聞こえた。

「はい…」

 網川は素直にうなずき、+αは考えないことにした。その後、網川は、とある街へ出かけ、財布を忘れたことに気づいた。すっかれ気疲れした網川は、そのまま自宅へUターンした。+αどころか、-α(マイナスアルファ)になってしまったのである。

 そんなことで…でもないが、+αの方がより安全で、疲れることもないようだ。^^


                  完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ