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【4】シナ説変換法のメリット・デメリット

と、ここまで主張しておいてなんですが、シナ説変換法のメリットとデメリットを一応整理しておきます。


メリット:

・枚数をかなり正確に予測できる

・早い段階でキャラクター配置のバランス(ボケとツッコミ)を練ることができる

・視覚的な文学性(マクガフィン/シャレード)を意識できる

・名作ドラマを解説したシナリオ指南書が膨大にある

・傑作、大ヒット映画のスキームを参考にできる


総じて、映像ディレクターやシナリオライターのメソッド=「映画作品の肝」を体得できるのは、少なからずメリットとなるでしょう。


一方、デメリットはこんな感じ。


デメリット:

・小説変換する際、あらためて視点を定義しなければならない(下手をすると場面設計のやりなおし)

・映像的な演出に頼りすぎると視点人物が増えすぎる

・会話や場面を重視しない小説(ex. 私小説)は作れない

・人物があまり登場しない「描写が命」の作品(ex. 叙事詩SFなど)は作れない


特に主人公目線にするか、あるいは脇役目線にするかといった<視点(人物)の設計>は小説のキモであり、視点の質=地の文の描写の深さやテンポ、言葉使いは小説家の命であるといっていいでしょう。しかし、おわかりのとおり、視点設計はシナ説変換法の範囲外となります。


また「視点人物を増やし過ぎないこと」は小説のイロハとされており、その点「群像劇を好む映画文化」とは根本的に相容れない文化ともいえるのです。視点の分類および決定プロセスについては、『続・シナ説変換法』として詳述しましたので、こちらを参考にしてください。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893458534


最後に敢えて問題提起しましたが、こういった「課題」を強く意識しつつ取り組むことで、むしろシナ説変換法のメリットをたっぷり享受することが可能になります。ぜひとも実践し、素晴らしい小説作品を著していただきたいと思います。終わります。




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