2025年11月24日月曜日
ざるラーメン
前回、家(製麺所)の焼きそばの危機と言う話を書いたが、焼きそばだけで無く製麺所自体の経営が苦しいらしい。それも当たり前の話で、どこの飲食店もそうだが、ラーメン店もチェーン化してきている。一方独立系のラーメン店も昔と違い、麺を自家製にしている店が増えている。チェーン店でなく、しかも自家製麺を使っていない店はどんどん減ってきている。営業的には、対象となるお客様自体の総数が減っているのだ。よく新人が言う「買ってくれる人が全然居ません」状態になっていて、完全に製麺所は衰退の道まっしぐら、と思える。
ここで発想の転換をしてみることが(営業的発想として)重要になっていくる。ラーメン店以外でラーメンの麺を売ることはできないか。何しろ、清流の国と言われる岐阜の地下36メートルを流れる地下水を使い、熟練の職人が丹精込めて作る麺の品質、うまさは保証付きだ。だが、一方、無添加である為日持ちしないので、岐阜近辺にしか卸せない、という欠点もある。これらの特徴を全て解決するには?。チェーンでは絶対に出せない「地域限定ざるラーメン」で推す。ざるラーメンと言えば、(東海地区地盤のラーメンチェーン)『スガキヤ』の夏メニューだが、家では妻が実家からラーメンの麺を貰ってくるとよく作って食っていました。家のざるラーメンはべらぼうにうまいです。
これを、例えば飲み屋で〆に(600円程度で)出したらどうだろうか。スガキヤは閉まるのは早いし、大体飲んべえは帰りにラーメン屋に入り、チューハイとラーメンで2000円くらい使うもの。手間は大して掛からないし、何しろ原価は安い。今時どこも暖房が効いているので1年中出せる。今の若者達も、昔と違い、1次会、2次会の〆でラーメン、なんて感じでは無くなってきている。サクッと、1次会の最後の〆として「ざるらーめん」なんて最高なのではないか。
岐阜の清流(地下水)で作った無添加の麺で作ったざるラーメン。家庭でも、市販のめんつゆがあれば、手軽に作れる。夏なんか、スーバーで揚げ物と一緒に子供達に出したら、結構子供達喜ぶんじゃないか。焼肉屋の〆、鍋の〆、焼き鳥屋の〆(冬は鳥スープに付けてもうまい)、とにかくラーメン店の枠にとらわれなくても、岐阜であれば、かなりの飲食店に提案できるのではないかと思う。
今度機会があれば、兄に言ってみようか。




