六十五話
また受験生、乗り越える執念で
「同盟・・・ですか」
「急な話である事は分かっています。しかし革命軍の軍師殿は相当なキレ者と言う噂を耳にし、無駄な問答と遠回りな表現は省かせて頂きました」
「御気使い痛み入ります」
リスクと利益を秤にかかった。落ちぶれたとはいえ彼らは一時期は世界に名を轟かせた海賊達である事を鑑みれば味方に取り込めば革命軍が苦手とする水上戦を有利に進められる、これは大きい。革命が成功すれば嫌でも紫国を束ねるのは間違いなく自分達だ、その先にはなにがあるか、一つは現在の王国の残党たちの処分、そして年々関係が悪化しつつあると言う青の帝国との対立、スパイで送り込んでいる部下の情報では青の帝国との戦争は決定的と聞く。
「軍師殿の頭の中では既に我々と同盟を組んだ時の利益に関して浮かんでいる事でしょう」
「うむ、我々としても有り難い。して・・・」
テンドウは懐から一方のリスクを取りだす。
「それは・・・」
「貴殿らの手配書だ、約半年前に青の帝国が全国的にばら撒いた。人相通りとは恐れ入った」
「・・・」
「同盟の成立は我等革命軍が青の帝国の敵を庇う事になる。貴殿らが全盛期の海賊なら喜んで飛び付いただろうが今の貴殿らにかつての戦力があるようには見えない。我等はいずれ青の帝国とは敵対するだろうが現状での貴殿らの戦術的価値に関してお尋ねしたい」
大学生になっても完結できるかなあ




