最終話 エピローグ ようやく見つけた私の居場所
これにて完結です!
婚約しているのに、なぜかすれ違ったままだった二人の、その後の物語をお届けしました。
もし本編も気になる方は、ぜひこちらもどうぞ↓
▼本編連載版はこちら
追放された第二王女、辺境王領の監査官になる
〜毒舌黒柴フェンリルと暴く王国の陰謀〜
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▼別視点のスピンオフはこちら
契約結婚のはずが、激重陛下が毎日プロポーズしてくるのですが。
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そんなドタバタでど天然な告白劇から1週間。
そう、今日はなんと結婚式だ。
結婚式直前に外遊するなんてある?と思うが、
チームレオノーラ、そして姉様に仕組まれた気もしないでもない。
まぁ、すれ違いや誤解が解けてよかったのよね?
全ては結果オーライ、ということで。
□□──────────────────□□
「ぎゃぁぁぁぁぁー」
レオノーラの悲鳴。
トーマスが、
「いつものことですなぁ」
ほっほっほと笑っている。
「レオノーラ、もう一踏ん張りです。外遊で食べすぎたツケです。
このままではドレスが入りませんよ。」
とコルセットをしめるエイミー。
「あなた、なんでここで私の着付けをしてるのよ。
あなたも式に参列してくれるはずよね?
自分の準備はどうしたの?」
「私はちゃちゃっと着替えますから。」
「公爵令嬢の正装をちゃっちゃとできるの?」
「わたし、しごできですから!」
いや、それ公爵家のみなさんがしごできなのよね.....
□□──────────────────□□
控え室に父様と姉様が入ってきた。
人払いをしてあって、家族3人だ。
「綺麗よ、レオノーラ」
と姉様が。
「ああ、本当に」
と言って父様が私の両手を包み込むように握って
涙を流した。
父様が泣くのなんて、初めてみた....
「レオノーラ、今まですまなかった。
辛い思いをさせた。」
「父様.....」
「二人とも、こんどゆっくり話をしたらいいわ。
父上も本当に不器用な人なんだから。」
「じゃぁ、レオノーラ、あとで式でね。
緊張すると思うけど、頑張って」
と言って二人は部屋を出ていく。
□□──────────────────□□
ちょっと泣いてしまったので、化粧直しをしてもらっていたら、
ドアがノックされた。
「レオノーラ、入るぞ」
といって入ってきたルシアンと目が合った瞬間に。
お互いにフリーズした____
「あ、あああああ、ルシアン、正装にににに似合ってるわ。」
「お、おおおお、お前も______綺麗だ.....」
二人ともゆでダコみたいに真っ赤になっている。
「うっ、誰にも見せたくないって思うのは本当なんだな....」
とルシアンがつぶやいた。
「さぁさ、式が始まりますよ!」
□□──────────────────□□
大聖堂の扉が開き、
父、前国王にエスコートされて現れたレオノーラ。
祭壇の前には、ルシアンがいる。
司祭の前に立ち、
お互いに誓いの言葉を交わす。
指輪の交換をして。
(腕にはお互いの色の腕輪をして)
誓いのキスをして。
大聖堂の外に二人手をとって出てみると、
眩しい陽射しに一瞬目を細めた。
そして見えてきたのは____
懐かしい顔ぶれだった。
辺境を周っていた時に出会ったたくさんの人たちだ。
そして、その背後にはキースをはじめ騎士団の面々が。
「みんな、どうして.....」
「王女殿下の計らいで、大聖堂の前で参列することをお許しいただきました。」
「レオノーラ様の晴れの舞台に駆けつけないわけがないでしょう?」
「「「おめでとうございます!!!」」」
といった瞬間、
二人を祝福するように、たくさんの花びらが一面に舞い上がった。
「うわぁ!」
歓声があがる。
隣国の王妃、マルガレーテの魔法による祝福だ。
隣国の国王のアドリアンがこちらをみて片目をつぶって笑っていた。
そのあとは、王城のバルコニーから国民への挨拶だ。
二人でバルコニーにでると、
ものすごい数の人々と歓声だった。
「救国の王女様、万歳!」
「妖精姫、どうぞお幸せに!」
「賢者様!万歳!」
いつか、この国を出て、自分の居場所が欲しい、
そう思っていた私。
こんなに祝福されるなんて____。
涙が止まらない。
ルシアンと二人で手を振り続けた。
□□──────────────────□□
その後___
私は、西の辺境伯という地位を賜った。
とはいえ、普通に辺境伯はいらっしゃる。
広大な辺境の地を治めている、立派な方だ。
私が賜ったのは、辺境にある、しかも飛地の小さな小さな王領、「セレーヌ」だ。
一番最初に監査官として赴いた土地だ。
そこをルシアンと治めることになる。
というよりは、そこを拠点として国中を監査官として行脚する、
というのが正しい。
父様は、王都にいて欲しいとおいおい泣いていたが、
姉様に叱られていた。
え?父様ってあんなキャラだったかな?
私はやっぱり諸国を巡るのが楽しい。
そして姉様の治世を支えるのだ。
今は「賢者」と呼ばれる黒い髪、赤い目の魔導士とともに。
この人の隣が、「私の居場所」なのだから。
〜Fin〜
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
すれ違っていた二人も、ようやく同じ未来を歩きはじめました。
ここまで見届けていただけたこと、感謝です。ありがとうございました!
もし「この先の二人も見てみたい」と思っていただけましたら、
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またどこかで、この二人に会っていただけたら嬉しいです!
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