試練
「修行って、陰陽師の?」
「ああ、修行と試練」
「試練?レベル上げみたいな?」
「まあ、そんなところだ」
「佐和山にはメタルスライム的な何かがいるの?」
「ああ、まあ、そんなところだ」
「毎日行くの?」
「雨の日は行かない」
「そうなんだ」
雨の日も風の日も槍の日もってわけじゃないんだ。お休みできる日もあるんだ。ちょっと安心。
「あのね、高遠君。何で普通の靴なの?草履とか、草鞋とか」
「走りにくいから」
「そっかー、いつもその恰好なの?」
「ああ、洋服苦手なんだ」
「そっかー、じゃあ、制服嫌だった?」
「ああ、でも制服はしょうがないから」
「似合ってるよ、制服」
「制服なんて誰でも似合うようにできてるんじゃないのか?」
「そんなことないよ、高遠君特別似合ってるよ、高遠君綺麗だもん」
「綺麗とか、男に言うことじゃないだろ」
「そうかなー、だって本当のことだもん。高遠君綺麗」
「俺の容姿のことはいい、それより酒呑童子のことはどうする気だ?」
「どうするって、会ってからじゃないと、なんとも・・・・・・・・・・」
「会って、あんたも気に入ったら嫁になる気か?」
「それはないけど・・・・・・・・・・・」
「悪い、嫌に決まってたな。だが大丈夫だ。高月渚。俺と芙蓉も行くし、俺は全力で邪魔をするつもりだから、安心していてくれ」
「うん、実は全然大丈夫だと思ってる」




