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秘密のディジー

「ディジーが……」

今日もディジーの報告から始まります。

初等科ダンジョンの奥の祭壇に供えられたディジーは、最初の頃こそ惰眠を貪りおとなしいものでした。

が、やはりダンジョン内を徘徊しだすと外へ出てきてしまいます。

もう教師の誰かと契約出来ないかと試して見ましたが、弾かれ上手くいきません。

しょうがなくビィの服を与えれば、おとなしく寝ています。

寂しいみたいだ。

いたずらを始めたかと思えば、野菜の手入れをしていたり面白い。

植林して花を植え、柵を作って何をするかと思えばコッコを捕獲。

上手に世話しているので、玉子の事を聞いてみればメスを捕獲してます。

卵は高いので、出荷しました。

バカスカ売れます。

ディジーがこんなに役立つとは思いませんでした。

ディジーの欲しがる苗木や種を仕入れすると喜んで育てています。

ディジーは意外に可愛いですね。

さらに蜂を捕まえて受粉に使いだし、蜜を集め出しーー。

蜜も出荷しました。

果物、野菜、花。

売り上げは上々。

従獣の売り上げは、主のものだが ビィは仕事でいないので 手数料を引いて売り上げはビィの部屋へ。

後でビィは大変な書類整理があるだろう。

まあ日頃、バリバリしている仕事の処理能力ではあっという間に終わらせそうだが。

「ディジー、彼等は実家が農園だったり果樹園だったり養鶏してたりするんだ。だから仕事を教えて欲しい」

ディジーはシャキーンとポーズを取ります。

まあ、ほどほどに教えるだろうかと思えば、スパルタでディジーの芽たちに教えています。

人間には興味はないみたいです。

取り敢えず、ビィの服のなかで寝ているのは言わないでおこうかと思う。

自分も芽のディジーを捕まえて調教を頼む。

中々色々教え込まれている。

「ディジーが……」

今日も変わりない日が始まります。

たぶん。



☆ ☆ ☆


スライムは端から消化した。

ますたーがくっついている人間の消化しやすい髪。

ウム。中々の美味しさで。

ますたーと似た匂い、……あっちも食べて見ましょう。

レーガルに飛びかかると、ひょいと受けとめられた。

中々出来る!

ではうぶ毛でも溶かして……。

マロンと目が合いました。

「ビィ、ちょっとこの子貸して!」

は?

うぶ毛溶かし……。

うぶ毛溶かし……。

うぶ毛……。

「きゃ、つるつる」

「次は私よ!」

うぶ毛……。

ま、ますたー。

早くお迎えに来てください。

しくしく。

乙女の花園は、覗いてはいけないーー。



☆ ☆ ☆


私は狐のスモモ。

ますたーはマロン。

使えるのは火。

信条 植物モンスターはすべて燃やす!

燃やす!

燃やす!

アレハナニ。

ウニょとした……スライム

あたしをいつもなら可愛いと、もふもふ三昧なのにーー。

なんで、ツルッとぬめったのが取り合いになって?

ムムム

ハラリ

ハラリ

「きゃ、スモモ!?」

「ストレスですかね」

私はスモモ。部分禿げができた狐。

毛のないモンスターは燃やす!

とかげ

蜘蛛

ゴキブリ!

!?

ゴキブリ?

燃やす!

「きゃ、マロン! ゴキブリよ」

「そっちに行ったわ!」

任せて! 燃やす!

シュタ!

「……」

「……」

スライムが……ゴキブリを捕食。

うん。

スライム。あたしの仕事を!

あれ?

スライムはいなくなった。

私はスモモ。

今日ももふもふ。

ゴキブリは食べてはいけない。

食べては……。

カサカサ

シュタ!

パリパリ

「スモモ?!」

みつかっちゃった。

テヘ♪


☆ ☆ ☆


私はピピ。鳥で氷魔法が使える。

もちろん水も使える。

と言うか、羽を狙っているあのスライムは?

毛繕いしていると、抜けた羽を食べています。

つついてやる!

ツンツン

うひょ?

なんか旨い。

ツンツンツンツン

甘い

ツンツン……あ。起きた。

うぎゃ

モガモガ

く、喰われる!

お、溺れる!

ハアハア

抜け出せた!

ン?

「唐揚げの下準備か?」

!?

あたしの羽!

あたしは禿げ鳥。

とぼとぼ

「新種?」

「珍獣?」

うわーん! ますたー

ますたー?

「なにしてるの? アッシュ」

「鳥の蒸し焼きを」

!?

「……ピピ。病気?」

「ン? ピピ?」

しくしく

「うわ、皮膚炎?」

私はピピ。現在、ますたーに薬を塗られている。

ヌメヌメ

飛べない。

ふふん。ますたーの頭の上で何時もいれます。

ますたー、トイレ!



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