↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
5/8

4.ボックス占拠中?

木々の葉が 真夏の日差しを隠してくれる

それでもじっとりと汗が滲み出してきて

早く目的地につかないかと

気がつけば歩く速度は上がっていた


じんわり じっとり ぐっちょリ

額からも背中からも腹回りからも

汗は止まらず 私は額を手の甲で拭った


もう少しすれば この日陰が終わってしまうと

無意識にため息が出た時だった

いつもそこにある 電話ボックスに

何故だろうか 視線を向けたのだった


ほとんどの電話ボックスは撤去されて

残っているのは珍しいのだけど

誰も使う人はいないのだろう思っていた


だけれども それはどうも違ったようだ


きらりと光を受けて それは光った

張り巡らされた蜘蛛の巣が

キラキラと幾つもの線が光った


家主はいったいどこにいるのかと

まじまじと中身を見ることはしなかったのだけれど

電話ボックスを放棄したのか

それとも暑さでやられてしまったのかはわからないけれど

人間様の都合で必要性のなくなったものも

彼等にとってはいい住処になるようだ


でもきっと 相当暑いであろうし

ボックスの中ではエサも取れないであろう


きっとボックスの中に主はいないんだろうと考えていると

厳しい日差しが私の肌を焼いた

電話ボックス、見なくなったよね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。