表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢でござりまするってよっ!  作者: SIN
第2章ですますわっ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

35/738

14

 オレ達の魔法を見た家庭教師はフムフムと頷くと本を開き、特になんの答え合わせもなく魔術の授業に入った。

 でも、この授業自体が答え合わせなんだろうって気が付いたので、大人しく聞く事にしたんだけど……何故に授業というものはこう眠たくなるのだろうか?

 教師が淡々と話すのが更に子守唄になって、もうさっきから何度舟をこいだのか。

 良いんだよ別に、魔法学校の設立者の話なんて。

 寄付をした貴族がどーとか、魔法持ちが身分に関係なく入学出来るのはうんたらとか。

 しかもそれは表向きだし。

 平民でも入学出来るけど、入ってしまったら貴族との格差があるんだろ?

 確か、一定階級以下と以上で食堂が別になってたと思うんだけど、それはまた別の乙女ゲームだったっけ?

 いいや、姉は設定を細かく作るが故にその設定を使い回す傾向があるから、恐らくは平民層と貴族層の区別はあるのだろう。

 いかん、本格的に眠い。

 なにか面白い事を考えよう……そうだなー……あ、そうだ。オレ、何か美味しい物が食べたかったんだ。

 まさか倒れてそのまま転生するとは思わなかったな。

 もしあのまま、転生せずに目が覚めていたらオレは一体何を食べただろう?

 姉から絵のお駄賃がたんまりと入った筈だから、思い切って焼肉かな?それともファストフードでバーガーセット……Lサイズとか!

 はぁ……フライドポテトが食べたい。

 うん?

 フライドポテトならジャガイモと油と塩があれば出来るよな?あれば、だけど。

 「なぁ、庭で野菜とか作ってないのか?」

 隣に座っているスティアに耳打ちすると、ビックリした風に目を大きく開けてこっちを見るから、教師が話を止めてオレ達に注目してしまった。

 「あ、あの。小さいですが菜園はあります」

 この状況で真面目に答えられたら、非常に気まずいのだが!?

 「お、おほほ。先生、なんでもありませんわ。お話を続けてくださいませ」

 フム。と頷いた教師はまた魔術とは関係無さそうな話を続けるが、お陰で目は多少覚めた。

 小さくても菜園がある、か。

 「野菜が好きなのですか?」

 思いがけない質問に、今度はオレが目を大きく開けてスティアを凝視してしまい、再び教師が話を止めてオレ達に注目した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ