第2話 冒険者登録
今後視点変更をした後で主人公視点に戻す時、
【☆】で戻すことにします。
「……あの嬢ちゃんは洗脳されている」
「っ!!」
やっぱりそうだったか。俺が感じていた違和感は
間違ってなかったんだ…!
ニルさんがある提案をしてきた。
「そこで、だ。どうだ坊主。冒険者にならねぇか?」
……へ?俺が冒険者!?いやいやいや。無理でしょ。
「……俺にできるんでしょうか」
「できる。あんたならできる。絶対だ」
何故だろう。嬉しい。こんな俺でも認めてくれる人がいることが嬉しい。
「ありがとうございますっ!!」
俺は礼を言うと、早速登録に行った。
「あの、登録したいんですけど…」
俺がそう言うと、窓口さんが
「はい。わかりました」と言って手続きの準備をしてくれた。
「あの、なんで俺の事笑わないんですか?だって俺、史上最悪のFランク職ですよ」
「いえ。笑いませんよ。だって頑張って生きようとしている人のことを笑うなど…できるはずがないじゃないですか」
窓口さんはそう言うと、ニコリと笑ってくれた。
その笑顔は、全く屈託のない純粋な笑顔だった。
「あ、申し遅れました。私、カヌラと言います。
以後よろしくお願いします」
カヌラさんはそう言うと丁寧にお辞儀してくれた。
「あ…ラントです。よろしくお願いします」
俺もペコッとお辞儀をし返した。
「では、手続きに入ろうと思います」
カヌラさんがそういった時、俺の後ろからチンピラのような集団が来た。
「よお!お前たしかFランクだよな!
Fランクが冒険者なんて死にに来たようなもんだろ!」
1人がそう言うと後ろの2人がハハハハハと笑った。
出たよ。俺の事をいびりに来るやつが。でも当然今の俺では勝ち目がない。
なにか使えるものがないか周りを見てみるが、当然使えそうなものは無い。
俺があたふたしていると、奴らが動き出した。
「おいお前ら!やっちまえ!どうせ相手はただの最底辺だ!」
「「へい!」」
相手がそう言って攻撃してくるが、とても遅く見える。
……え!?何これ!スラスラ避けられるんだけど!?
「体が軽い…!!」
「ふざけんじゃねぇ!なんだよお前!」
チンピラーズがそう言って動きを速めたらしいが、何故かめちゃくちゃ遅く見えた。
気がつくともう相手は疲れきった様子だった。
さんざんいびってくれたから1発くらいはいいよな!
俺は軽めに1回脇腹に入れた。
「ぐふっ!」
なぜか相手は宙を舞って壁にたたきつけられた。
……え?なんで?
「おい。お前なかなかなるようじゃねえか。でもよォ!破壊王のイビリ様にはかないやしねえよ!」
イビリというチンピラーズの頭が破壊王という二つ名を口にした瞬間、辺りがざわついた。
「フンッ!」イビリが右の大振りを入れてくる。
しかしやはり遅く見える。俺が余裕でかわすと、
イビリが体勢を崩してコケた。
やっぱりこいつもいびってくれたから1発くらいはいいよね!
俺がまた軽めに脇腹に入れると、
「ごふっ!」
やっぱり宙を舞って壁にぶつかった。
あ、でも今度は泡吹いてるよ。
……なんで?
俺が訳が分からないでいると、周りがザワザワし始めた。
「お、おい。見たかアイツ」
「ああ。Fランクだろ。やべえ奴じゃねえか」
「俺いびってなくてよかった」
「ほんとにな」
なぜか周りが俺から遠ざかって行ったので気を取り直して登録手続きをしに戻った。
【イビリ視点】
俺は破壊王のイビリ。B等級の冒険者をしている。
俺が舎弟のピーラとチンピを連れてギルドに入ると、
昨日Fランクと言う聞いたこともねぇ最底辺の職業を持っているというザコを見つけた。
フン。雑魚のクセに冒険者とは生意気だ。
俺は早速どんな仕事かを教えてやるために雑魚に言ってやった。
「よお!お前たしかFランクだよな!
Fランクが冒険者なんて死にに来たようなもんだろ!」
俺に呆れるような態度を見せるザコに腹が立った。
「おいお前ら!やっちまえ!どうせ相手はただの最底辺だ!」
俺がピーラとチンピにそう言うと、アイツらは目の前のザコに殴りかかった。
フン。俺が出るまでもねえな。あんなザコ。
だがなぜかザコはアイツらの攻撃をいとも簡単にかわす。
なぜだ!?あのFランク程度のクセに!
気がつくとアイツらは
宙を舞っていた。
初めて俺は自分の目を疑った。
しかし現実だった。アイツらはもう壁に激突していた。
「おい。お前なかなかなるようじゃねえか。でもよォ!破壊王のイビリ様にはかないやしねえよ!」
俺はザコに二つ名を言ってやったが、逃げる素振りも見せない。
とうとう俺も我慢の限界に達したので、
右の大振りを入れてやった。
ハッ!どうだ!これは流石に避けられないだろ!
しかし気がついたら俺はコケていた。
なぜだ!?最底辺のクセに!!
しかし俺は気がついたら腹に1発入れられていた。
「ごふっ!」
俺は宙を舞いながら決めた。
コイツを敵に回すのはもうやめよう。
そして壁に激突して意識を失った。
【☆】
「あ、あのー。手続き終わってます…」
カヌラさんが細々とそう言うと、俺にカードを渡してくれた。
「コホン!えっとですね。このカードには等級が書いてあります。今のラントさんはE等級です。上から
S→A→B→C→D→Eとなっています。もちろん飛び級もあります。また制限依頼もありまして、B等級から受けられる依頼が増えます。まあS等級になるともっと増えますけどね。では、頑張ってください!」
カヌラさんの説明を聞いた後、俺はニルさんの所へ向かった。
「おう坊主。さっきは派手にやったな!見ていてスカッとしたぜ!」
え?さっきの派手だった?別に力入れてないんだけど…
とりあえずありがとうございますとだけ言っておいた。
そして俺は本題に入る。
「あの、ニルさんが良ければですけど、パーティーを組んでくれませんか?」
【最後に】
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