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4話 気になる人と邪魔な人

投稿時間が遅れてしまい、申し訳ありません!

ー放課後ー

「綾香、遅いな」

日葵ちゃんを追いかけてから20分が経った。

何かあったのかな? 

あと40分ぐらいで部活がない人の完全下校時間になる。

「探しに行かないと」

確かこっちにいったはず……と記憶を頼りに追いかけた先は校舎裏だった。

(日葵ちゃんは何しにここに来たんだろう……)

その後もキョロキョロしていると綾香を見つけた。

「あやーー」

大きな声で呼ぼうとしてやめた。


綾香が泣いてたから。


(綾香が泣いてるの初めてみた……)

「綾香……? 大丈夫?」

声をかけると綾香は私に勢いよく抱きついた。

思わず、バランスを崩しかけたぐらいに。

「綾香、一体どうーー」

「ゆ、優芽。私ね、失恋、しちゃったかもしれない……!」

わんわん泣きじゃくる綾香。


  失恋?            どうして?  

        この間好きになったばっかりじゃ?

  なんで急に?


色々な考えが頭を巡る。

綾香の震えがおさまったあと、色々なことを話してくれた。


日葵が月城君に告白してくれたこと。

月城君に好きな人がいること。


いや、誰っ!?

転校してからまだ1週間しか経ってないのに、

月城君色々わからないことだらけだなぁ…………

「…………グスッ、好きな人私じゃないよ」

いつも元気な綾香がしょげてるのみると心が痛い……

ちょっとここは親友が一肌脱ぎますか。

「ね、綾香ちょっとさ”夢”見てみない……?」

「夢……?」

綾香は、何言ってるの? という顔で私をみた。

「そ、好きな人の隣にいるかもしれない夢。

私はね、夢を見ていたいんだ。陽翔君の隣にいる夢を」

「……なんか考え方優芽っぽいね」

ふふ、と綾香は笑った。

(っ! 笑ってくれた…… 良かった……)

「確かに、夢をみるくらいなら許してくれるかな……」

「許してくれるよ、月城君優しいし!」

「確かに、優芽の言うとおりかも。

まだ好きな人が私じゃないって決まったわけじゃないし! なんか元気でてきた! ありがと、優芽!」

そう言って私たちはダッシュで肛門に向かった。

校門で先生に怒られてしまったのはここだけの秘密。


ー次の日ー

最近は、私と綾香と陽翔君、そして月城君も交えて登校することが増えた。

私と陽翔君は家が近いから、いつも集合場所に向かっている。

今日もそうだ。朝から好きな人と行けるなんて幸せ!

でも、”あの子“も家が近いしなにより陽翔君にベッタリなんだよなぁ……

朝からあの二人のイチャイチャは見たくなーーーー

「あっれぇ、はるとせんぱぁい?」

当の陽翔君は「げっ!」と声をあげた。

「その反応はひどいくないですかぁ?

先輩後輩同士仲良くしましょうよぉー」

「…………無理」

「えぇー」

そう言って陽翔君の腕にまとわりつこうとするこの子。

陽翔君はバッとその子の手を払った。

「琉美離せよっ! 

朝からまとわりつくなっ、暑苦しいんだよっ!」

そう、この子が琉美ちゃん。私たちの後輩。


そして、私の恋のライバル。


「えぇー、私は陽翔先輩のこと大好きなのにぃ」

「俺は嫌いだよ」

「なんでぇ、そんなにぃ、冷たいのぉ?」

ブチッという音が陽翔君のほうから聞こえた気がした。

「…………優芽、行こ」

「えっ、あっ、うん! 行こう!」

「せんぱぁい! 琉美を置いていくんですかぁ?」

陽翔君は琉美ちゃんの方を向いて、聞いたこともない低い声で言った。

「バスハイクまで話しかけてくんなよ、じゃあな」

スタスタと歩いて行く陽翔君に私は慌ててついていった。


ー集合場所ー

「あっ、やっときたー!」

綾香はほっぺを膨らまして怒っていた。

「わりぃ、足止めくらっちまって!」

「えっ、琉美ちゃんまだ陽翔のこと諦めてないの!?

やばすぎ! あの子彼氏いるでしょ!?」

そう、琉美ちゃんのやばいところは彼氏持ちなのに陽翔君にアタックしていること。

そして、このことを彼氏には言っていないこと。

「そんな子がいるんだね……」

月城君はちょっと引いてる。

そりゃそうだ。近所にこんな子がいたらその反応になるのも無理はない。

「まぁ、後輩だし関わることはあんまりないと思うけどね」

「気をつけるよ」

なんていいながら私たちは学校に向かった。


ー教室ー

「綾香、今年もバスハイクあるらしいけど行くよね!」

「あー、ごめん。今年はパス。おばあちゃんちの予定と被っちゃって……」

申し訳なさそうに謝る綾香。

「まじかぁ、、、

おばあちゃん、元気だといいね!」

「ん、お土産話待ってるね!」

綾香とそんな話はしたものの、

(いや、あの二人のイチャイチャを1人で見ないといけないのはキツすぎるっ!!)

はぁ、とため息が出てしまう。

バスハイク、1人で乗り越えられるかなと不安になっているとチャイムが鳴った。


ー帰り道ー

偶然にも陽翔君と一緒になった。

「優芽と帰りが一緒になるなんて珍しいな。

いつも委員会とかでいないこと多いし」

「確かに、そうかも」

なんて話していると、後ろから耳障りな声が。

「はるとせんぱいとゆめせんぱぁい!

待ってくださいよぉ!」

二人顔を合わせて、はぁーとため息をつく。

「言ったよな、俺。バスハイクまで話しかけてくんなよって」

「ほえぇー? そんなこと言われたっけぇー?」

(毎回思うけど、この子めげないよね……

どんなメンタルしてるんだか……)

「言ったよ!!」

「わたしぃ、ばかだからぁ、覚えてなぁい」

てへっと舌をだす琉美ちゃん。

めっちゃ腹立つんですけど!!

「俺は、俺はな、お前のことが大っ嫌いなんだよっ!」

琉美ちゃんは、膝から崩れ落ちてわんわん泣いた。

「ひどぉーい! そこまで言わなくてもー」

「帰るぞ、優芽」

でも、そこで私は足が止まってしまった。

いくらライバルとはいえ、後輩だし、泣いてるのちょっと可哀想。

ハンカチを持って琉美ちゃんに駆け寄る。

「琉美ちゃん、大丈夫?」

「あれぇ、優芽先輩きてくれたんですかぁ?」

ケロッとニコニコ笑ってる。

私の中で何かがブチッと切れた。ハンカチをさっとしまって陽翔君のところに走った。

「陽翔君、行こっか」

「お、おう……」

後ろで琉美ちゃんが何か言ってたけど、私たちはフル無視して家路についた。


家に帰ってカレンダーを見ると、2週間後に大きな丸で『バスハイク!』とかかれている。

「はぁ、今年ちゃんと陽翔君と話せるかなぁ……」

琉美ちゃんもいるし、なにより綾香がいないのが心細い。

そして、この気持ちになってしまった。

………………不安しかない。

私はベットにダイブし、仰向けになる。

「陽翔君、私、あなたのこと好きになっちゃったみたい」

改めて口に出すと恥ずかしくて、真っ赤な顔を布団で隠した。

こんばんは! 超ひよっこ作家の雪乃めぐみです!

今回は初めての優芽編でした!

いやー、それにしても琉美ちゃん手強いですね……笑

そして、綾香のいないバスハイク……

一体どうなってしまうんでしょうか……?


ここで、次回の投稿スケジュールについてのお知らせです。

実は私、学生でして、来週からテスト週間に入るんです……!

赤点を回避するためにも、しばらくは勉強に専念したいと思っています……!

そのため、誠に勝手ながら11月8日と11月15日の投稿はお休みさせていただきます。

投稿を始めたばかりなのに、さっそくお休みをいただくことになってしまい、すみません……!

それでも、読んでくださっている皆様には本当に感謝しています! いつもありがとうございます!

テストが終わる11月22日からは、また元気に投稿していく予定ですので、気長にお待ちいただけたら嬉しいです!


そして次回のお話ですが……!

バスハイクでも琉美ちゃんが陽翔に急接近……!?

優芽と陽翔の関係に変化は訪れるのか、それとも……?

ぜひ、楽しみにしていただけたら嬉しいです。


それでは、少しの間お休みをいただきますが、これからもどうぞよろしくお願いします!

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