表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

大穴女性死体事件

不定期に上げる

街とかそういうのは全部架空

「おい、見てみろ。ここに穴が空いている」

腕枕しながら眠りについていると、同居人に背中を突かれた。

「おい、おい、聞いてるのか?」

「うるさいよジョン」

「違うんだ、ほら見てくれよ。穴なんだ穴が空いてんだよ」ジョンは焦っているのか、言葉が速く、囁き声で言った。

「なんだよ…」

体を起こして、渡された眼鏡を掛けて、穴という穴を見た。

その穴は大きくて、大人一人が簡単に入れてしまうほどの穴であった。

穴の奥は真っ暗で、何も見えない。

「空けたのか?…」

穴が空いているのは寝室であり、マークスのベッドとジョンのベッドの真ん中に穴が空いていたのだ



第一章


マークス・ミラーはウォーテルズ街のミシャロというアパートに住んでいる。

同居人のジョン・ディアスとは二年前に知り合った。

一緒に住んでおり、共同生活をしていた。



───

懐中電灯を使って、その穴に光を入れ込むと、一人の女性の死体を見つけた。

マークスは驚きもせず、ジョンに電気をつけるよう指示した。

電気をつけて、ジョンも穴に近寄り死体を見てはこう言った。

「なんで女が死んでるんだ?」

ジョンはマークスの横顔を覗き込むように言った。

「さぁな…。どうして穴が空いてあるのか…私とジョンが寝ている間に、何があったか?…床には血なんてついていない…」

マークスは穴に顔を入れて、周りを見た。

「二人分のスペースに、女性の死体があった」マークスは喋りながら女に近寄ってしゃがみ、手を触った。

「冷たい…死んで何時間か経っているな…刺された傷もなく、歯も異常なし。眼は真っ直ぐ向いている…」

「ふ、服装はどうだ?」ジョンは言った。

「服装はパジャマ姿でもない。コートを着ていて、化粧もしているから、外でやられたか」

マークスは勢いよく身を起こし、玄関を出た。

玄関を出ると、向いに知らない人が住んでいる。階段は上に一階、下に一階の三階建てだ。

「血のついた跡も無し…ジョン、これはめんどくさそうな事件になりそうだ」

「どうするんだいこれから…警察、警察を呼ぶか?」

「いや、先に私が解決してからにしよう。面白そうだろう?」

マークスがニヤつくと、ジョンは不安で震える唇を上げてニヤついた。


──────────────────────


マークス・ミラーは探偵ではない。したがって、ジョンも探偵ではない。

今回の事件『大穴女性死体事件』に興味を惹かれたのだ。

マークスの仕事は鍵屋で、一日に五件ほどの依頼を頼まれている。

ジョンも鍵屋である。




終わりまで考えてないから、解決はすると思う。



追記

変な所ありました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ